プロ内定9人は早稲田史上初 元Jリーガーが貫いた「監督らしくない監督になる」信念
2部降格を「4年生の責任にさせるわけにはいかなかった」
「降格したら辞めます」
リーグ戦途中から、すでに外池は宣言していたという。
「自分で監督らしくない監督の形を模索し、選手たちには主体的な活動を促し裁量も渡してきました。だからこそ、降格を4年生の責任にさせるわけにはいかなかった。あくまでこういう活動の仕方を選択してきた結果なので、矢面に立つのは僕であるべきでした」
その決断に一切の躊躇はなく、5年間の歩みに一点の曇りもなかった。
次回からは、そんな監督らしくない監督の辿った足跡を振り返る。(文中敬称略)
(加部 究 / Kiwamu Kabe)