「日本代表監督になる」 破天荒な25歳校長の切実な思い「怒鳴る指導断ち切りたい」
脳科学者から起業家まで、多岐に渡る人のアイデアを吸収
ドイツから戻り、ファーダンサッカースクールを起ち上げる時は、連日早朝7時から深夜の2時まで1年間で3万枚のチラシを独りで配った。だが口コミで生徒が集まるようになった今では、チラシ配りの代わりにスタッフには「積極的にいろんな人に会ってこい」と勧めている。
「みんながいろんなことを学び、ミーティングで共有して現場に還元していくんです」
会って話すのは、サッカー関係者に止まらず、脳科学者から起業家まで多岐に渡る。その輪が瞬く間に広がり、学習センター創設のアイデアが固まっていった。(文中敬称略)
(第3回へ続く)
(加部 究 / Kiwamu Kabe)