元阪神名手が説く守備がうまくなる方法 「5通りの捕り方」ができればだいたい捕れる
子供たちに届けた想い「空振りやエラーを怖がってはいけない」
さらに、新たな1年間のスタートとなる「夢宣言」では「プロ野球で捕手になりたい」「1年後には100キロ以上投げたい」と将来の夢や1年後の約束を発表。今後、遠隔指導を受けながら、再び直接指導を受ける時までに成長する姿をそれぞれが思い描いた。最後に亀山氏はこんな言葉を語りかけ、締めくくった。
「これをやってすぐに上手になるということはない。ただ、今日教えたようなことを頭に入れてくれれば、効率的に上手になっていくことができるから。失敗することを恐れないでチャレンジしてほしい。空振りやエラーを怖がってはいけない。失敗することで成長していくことができる。野球も遊びも一生懸命やって、あとは阪神も応援してね」
締めにはジョークを交えながら、真剣な表情で語りかけた亀山氏。野球を上手になることより大切なことは挑戦し、失敗しながら生きる力を身につけること。そんな思いが込められているようだった。浪速の元名選手と東北の子供たちをつないだ白球の物語は、これからも続いていく。
(THE ANSWER編集部)