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マラソン界の新星も指導 プロトレーナーが説く、走りを変える「ランジツイスト」とは

11日に行われた陸上の名古屋ウィメンズマラソンで、2020年東京五輪期待の新星が誕生した。22歳の関根花観(日本郵政グループ)が2時間23分7秒という好タイムを叩き出し、日本人トップとなる3位に入賞した。リオデジャネイロ五輪1万メートルに出場したが、今大会が初マラソン。東京五輪の代表選手2枠を決める選考会のマラソングランドチャンピオンシップの出場権も確保した。

関根花観【写真:Getty Images】
関根花観【写真:Getty Images】

関根花観ら所属、日本郵政を指導する木場克己氏が勧める体幹トレとは

 11日に行われた陸上の名古屋ウィメンズマラソンで、2020年東京五輪期待の新星が誕生した。22歳の関根花観(日本郵政グループ)が2時間23分7秒という好タイムを叩き出し、日本人トップとなる3位に入賞した。リオデジャネイロ五輪1万メートルに出場したが、今大会が初マラソン。東京五輪の代表選手2枠を決める選考会のマラソングランドチャンピオンシップの出場権も確保した。

 圧巻の走りを支えた1人が、日本郵政女子陸上部を指導するプロトレーナーの木場克己氏だった。

 木場氏といえば、サッカー・トルコ1部ガラタサライの日本代表DF長友佑都、競泳の池江璃花子(ルネサンス亀戸)というトップアスリートから、レアル・マドリードの下部組織でプレーする「ピピ」こと中井卓大ら、育成年代の逸材も指導するが、日本郵政女子陸上部の高橋昌彦監督の依頼で、1年前からランニングに特化したメニューを作成。独自のトレーニングメソッド「KOBA式体幹トレーニング」を月に1度のペースで指導している。

「関根選手の特徴はバネです。例えば、片足ジャンプのトレーニングを見れば、顕著なのですが、他のランナーよりも跳躍力があります。着地してから、ももを引き上げるスピードが段違いです。腸腰筋(骨盤部分に位置するインナーマッスル)、体幹部分の筋肉がしっかりとできあがっている証拠だと思います」

 体幹トレーニングに日々取り組んでいるという関根。初マラソンでの見事な走りを導き出したフィジカル的な強さを、木場氏はこう証言した。

 同氏は日本郵政女子陸上部に様々なトレーニングメニューを提供しているが、プロアスリートのみならず、一般のランニング愛好家にとってもパフォーマンスアップと怪我防止につながる“ミラクルレシピ”も存在するという。

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木場 克己

KOBA式体幹バランストレーニング協会代表

プロトレーナー

 小2年で柔道を始め、小6の南九州柔道大会で優勝、優秀選手賞を獲得。中3で県内の大会のタイトルを優勝で飾る。全九州大会団体の部で優勝・県大会軽量級個人戦2位。高校でレスリングを始め、56キロ級九州大会で優勝。インターハイ、国体は団体戦3位。腰椎圧迫骨折で現役を退き、医療人の道へ。鍼灸師、柔道整復師、FC東京ヘッドトレーナー(95~02年)、G大阪ユーストレーニングアドバイザー(2016年~)、長友佑都専属トレーナー。

URL:http://kobakatsumi.jp/

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