伸びる伸びないの差は「考える力」 日体大の跳躍コーチが子どもたちに伝えたいこと
指導者として学ぶ姿勢を失わず「指導者にとって完成形はないと思います」
本来は4月から開講予定だったが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で延期されている。だが、新たなスタートを切れる日が来たら、子どもたちと一緒にぜひ、保護者にも練習に参加してほしいと話す。
「子どもたちと多く時間を過ごすのは保護者だと思うので、練習に参加することで僕の方針をより理解してもらえると思うんです。体験してみるって大切なことですし、子どもから教わることもあるでしょう。親子が協力することで関係性も良くなるのかなと思います」
もちろん「BUラグビーアカデミー」「BUアイスホッケーアカデミー」との横のつながりも生かしながら、他競技からの学びも体験させていくつもりだ。他競技からの学びは、子どもたちに限らず、古川氏自身の成長も促してくれるという。
「指導者にとって完成形はないと思います。十分な知識を持ったから、もう学ばなくてもいい。そんなことはありません。コーチングの場では毎回毎回、同じ状況は起きないと言われています。そこに対する対応能力だったり、知識はどんどんアップデートしていかないと。指導の可能性を広げる意味でも、他競技に目を向けることはすごく大切なことですね」
早く子どもたちとグラウンドを駆けまわれる日が来てほしい。必ず訪れるその日を、楽しみに待ち続いている。
【BUランニングパフォーマンスアカデミー情報】
・場所:帝京科学大学キャンパス4号館グラウンド
・日時:毎週水曜 17時半~18時40分
・対象:小学4~6年生を合計20人
※詳しくは「BUアスリートソサエティー」公式サイトまで(https://www.bu-as.com)
(THE ANSWER編集部・佐藤 直子 / Naoko Sato)