インハイ特集の記事一覧
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国士舘が「高校三冠」達成 大将・畠山凱の合わせ技一本で決着、涙の百瀬監督「生徒に恵まれた」
2023.08.09柔道の全国高校総体(インターハイ)は9日、北海きたえーる(北海道立総合体育センター)で男子団体戦の決勝が行われ、国士舘(東京)が東海大相模(神奈川)に勝利。全国選手権、金鷲旗大会と合わせて「高校三冠」を達成した。
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高校1年生・ドルーリー朱瑛里、初めての夏 陸上で繋がった全国の仲間から向けられた敬意
2023.08.09陸上の全国高校総体(インターハイ、札幌市厚別公園競技場)は6日に5日間に渡った熱戦に幕を閉じた。今大会、注目されたのが津山(岡山)のドルーリー朱瑛里(1年)。1月の全国都道府県駅伝で17人抜きを演じ、一躍、脚光を浴びた15歳が初めて高校の全国大会に出場し、1500メートル決勝で3位、800メートルは準決勝敗退となった。高校生、初めての夏。大会5日間を取材した記者が振り返った。(文=THE ANSWER編集部・神原 英彰)
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ホームシックで「今すぐ離れたい」の過去から飛躍 東北の大将・長田竜駕が胸に宿す「恩返し」の炎
2023.08.08柔道の全国高校総体(インターハイ)は8日、北海きたえーる(北海道立総合体育センター)で開幕。初日は男子団体戦が3回戦まで行われ、東北(宮城)が4回戦に駒を進めた。長田竜駕(3年)は地元・山梨から単身で越境入学。慣れない生活にホームシックとなった時期もありながら、仲間の支えもあって大将を任せられるまでになった。
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頑固な自分を変えた「残り1秒で一本負け」 一人じゃないと気付けた沖縄尚学・知念輝音の挫折と成長
2023.08.08柔道の全国高校総体(インターハイ)は8日、北海きたえーる(北海道立総合体育センター)で開幕。初日は男子団体戦が3回戦まで行われ、沖縄尚学は京都先端大附に敗れて初戦敗退となった。台風6号の影響で北海道への到着が大幅に遅れ、選手が宿舎に辿り着いたのは8日の午前0時頃。主将の知念輝音(3年)は「関係ないです。ふがいなく終わってしまいました」と気丈に振り返った。
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高校陸上界に現れた逸材1年生 中3から連続日本一、800m久保凛は元サッカー少女で久保建英のいとこ
2023.08.07陸上の全国高校総体(インターハイ)は6日に5日間の熱戦が幕を閉じた。数々の名勝負や好記録が生まれたが、最もインパクトを残した一人が女子800メートルで優勝した東大阪大敬愛(大阪)の久保凛。5日に行われた決勝を2分6秒41で制し、1年生にして高校No.1に輝いた。元サッカー少女で、日本代表MF久保建英のいとこという逸材は、高校女子陸上界で今後が楽しみな存在になりそうだ。(文=THE ANSWER編集部・神原 英彰)
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女子マイルリレー0秒08差大激戦 1、2位アンカー倒れ込む、V京都橘・瀧野未来は「今まで一番しんどいレース」
2023.08.07陸上の全国高校総体(インターハイ)最終日は6日、札幌市厚別公園競技場で女子1600メートルリレー決勝が行われ、京都橘(京都)が3分39秒36で400メートルに続くリレー2冠を飾った。アンカーを務めた瀧野未来(3年)は400メートル障害、400メートルリレーと合わせ、個人3冠。2位でバトンを受けた最終走者で400メートル覇者の市船橋(千葉)・宮地利璃香(3年)を逆転し、0秒08差の大激戦を制した。レース後は両者立ち上がれないほどの死闘だった。(文=THE ANSWER編集部・神原 英彰)
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女子100m障害で中京大中京の親友2人が1、2位 2冠・林美希は「小学校から同じクラブで…夢が叶った」
2023.08.06陸上の全国高校総体(インターハイ)最終日は6日、札幌市厚別公園競技場で女子100メートル障害決勝が行われ、中京大中京(愛知)の林美希(3年)が13秒53(追い風0.8メートル)で優勝。7種競技とともに2年連続2冠を達成した。13秒67で2位に入った片山心菜(3年)と中京大中京でワンツー。大分雄城台(大分)の谷中天架(2年)が13秒71で3位に入った。
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男子3000m障害で日本高校新の快挙! 佐久長聖3年生・永原颯磨が8分32秒12「走ってみて狙おうと…」
2023.08.06陸上の全国高校総体(インターハイ)最終日は6日、札幌市厚別公園競技場で男子3000メートル障害決勝が行われ、佐久長聖(長野)の永原颯磨(3年)が8分32秒12で自身が持つ日本高校記録を更新し、初優勝を飾った。玉野光南(岡山)の黒田然(3年)が8分40秒71で2位、佐久長聖の遠藤大成(3年)が8分45秒47で3位だった。
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長崎の離島ランナーが打った勇気の逃げ たった1周でも…全国の決勝で川原琉人は知った「これが王者の風か」
2023.08.06長崎の離島からやって来た1人のランナーが魂の逃げで沸かせた。陸上の全国高校総体(インターハイ)第4日は5日、札幌市厚別公園競技場で男子5000メートル決勝が行われ、長崎・五島列島にある五島南の川原琉人(3年)が出場。1周目は先頭に立ち、以降も留学生ランナーの集団に一人混じって力走した。後半失速し、14分20秒77の17位に終わったものの、高校転校、離島で指導者不在の陸上部、資金不足など、さまざまなハンデを乗り越えた全国の舞台で完全燃焼した。(文=THE ANSWER編集部・神原 英彰)
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偏差値70、愛知の進学校・時習館 週6日の部活後に塾通い、熊谷実華が笑った最初で最後の全国の夏
2023.08.062日に開幕した陸上の全国高校総体(インターハイ)は競技のみならず、勉強にも励みながら戦う文武両道の選手たちもいる。偏差値70、愛知の進学校・時習館で女子400メートル障害に出場した熊谷実華(3年)は週6日の部活終わりに塾に通う生活ながら晴れの舞台に立った。3日の予選で1分04秒04の組5着に終わり、目標としていた準決勝進出は叶わなかったものの、同級生の小原すずか(3年)と切磋琢磨し、辿り着いた最初で最後の全国の夏になった。(文=THE ANSWER編集部・神原 英彰)
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男子800mで大会新記録が誕生 滋賀学園2年生・落合晃が1分47秒92でV、恩師に「やったぞー!」
2023.08.05陸上の全国高校総体(インターハイ)第4日は5日、札幌市厚別公園競技場で男子800メートル決勝が行われ、滋賀学園(滋賀)の落合晃(2年)が大会新記録の1分47秒92で初優勝を飾った。鹿児島城西(鹿児島)の立迫大徳(3年)が1分48秒50で2位、国学院久我山(東京)の寺田向希(3年)が1分49秒44で3位だった。
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「受験生」の肩書きを捨てて 偏差値72・膳所からインハイ出場、山田翔悟はすぐ夏期講習で勉強の夏へ
2023.08.052日に開幕した陸上の全国高校総体(インターハイ)は競技のみならず、勉強にも励みながら戦う文武両道の選手たちもいる。偏差値72、滋賀の進学校・膳所で男子800メートルに出場した山田翔悟(3年)は夏期講習を休んで、インターハイに初参戦。4日に行われた予選で敗退となったものの、塾と部活を両立しながら夢の全国の舞台に立った。すぐさま夏期講習に復帰し、今度は受験勉強の日々が始まる。(文=THE ANSWER編集部・神原 英彰)
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文武両道に憧れ、名門・仙台一から陸上で全国2位 登下校の電車で英単語を覚えた千葉史織の青春
2023.08.05陸上の全国高校総体(インターハイ)第3日は4日、札幌市厚別公園競技場で女子400メートル障害決勝が行われ、仙台一(宮城)の千葉史織(3年)が高校歴代6位の57秒85で銀メダルに輝いた。仙台一といえば、1892年創立の名門進学校。千葉は登下校の時間を使って勉強を習慣づけるなど、文武両道を貫いて全国2位に。最後の夏で自己ベストを一気に3秒近く更新する躍進だった。(文=THE ANSWER編集部・神原 英彰)
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女子400mリレーは京都橘が夢に見た日本一! 瀧野未来は個人2冠「400m障害より喜びは大きい」
2023.08.04陸上の全国高校総体(インターハイ)第3日は4日、札幌市厚別公園競技場で女子400メートルリレー決勝が行われ、京都橘(京都)が45秒74で優勝し、悲願の日本一を達成した。市船橋(千葉)が46秒05で2位、倉敷中央(岡山)が46秒23で3位に入った。
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男子400mリレーは市船橋が大感動の日本一! アンカー馬原浩志郎は「ゴールする時にはもう涙が…」
2023.08.04陸上の全国高校総体(インターハイ)第3日は4日、札幌市厚別公園競技場で男子400メートルリレー決勝が行われ、市船橋(千葉)が40秒11で初優勝した。昨年2位に終わった雪辱を果たし、悲願の日本一。立命館慶祥(北海道)が40秒29で2位、相洋(神奈川)が40秒42で3位に入った。
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陸上部のない中学で全国1位に 農道を一人走り込み、長崎の離島から夢叶えたランナー川原琉人の夏
2023.08.04夏の北海道に長崎の離島から夢を叶えた一人の高校生がいた。2日に札幌市厚別公園競技場で行われた陸上の全国高校総体(インターハイ)、男子1500メートルに五島南の川原琉人(3年)が出場。3分52秒38の組7着で予選敗退に終わったが、中学時代に3000メートル全国1位になった逸材は転校を経て、指導者不在でわずか5人の陸上部、離島というハンデを乗り越え、全国の大舞台を駆けた。(文=THE ANSWER編集部・神原 英彰)
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女子100m初優勝の裏に敗退したライバルへの想い 熊本中央・山形愛羽は「小針さんの分も日本一を」
2023.08.03陸上の全国高校総体(インターハイ)第2日は3日、札幌市厚別公園競技場で100メートル決勝が行われ、男子は福岡(東福岡)の黒木海翔(3年)が10秒73(向かい風2.7メートル)、女子は熊本中央(熊本)の山形愛羽(3年)が11秒92(向かい風2.9メートル)で優勝した。
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注目の女子1500mで圧巻の大会新記録4分6秒54 神村学園カロラインが独走V2「暑いのは好きです」
2023.08.03陸上の全国高校総体(インターハイ)第2日は3日、札幌市厚別公園競技場で女子1500メートル決勝が行われ、神村学園(鹿児島)のカリバ・カロライン(3年)が大会新記録の4分6秒54で2連覇を達成した。白鵬女子(神奈川)のジェシンタ・ニョカビ(2年)が4分13秒93で2位、津山(岡山)のドルーリー朱瑛里(1年)が4分15秒50で3位だった。