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16歳の天才、堤麗斗が「4冠」達成 世界へ向けての通過点「タイトルは気にしてない」

全国高校総体(インターハイ)のボクシングは3日、宮崎市総合体育館で決勝が行われ、ライト級では“令和の怪物”堤麗斗(2年=千葉・習志野)が4-1の判定で藤原仁太(2年=大阪・興国)を破り優勝。連覇を達成し、4冠目を手にした。東京五輪の金メダル候補という偉大な兄を持つが、パリ五輪を見据える弟も高校世代に敵無しを証明。来年行われる世界ユースでの優勝を目標に掲げた。

4冠目を手にした“令和の怪物”堤麗斗【写真:荒川祐史】
4冠目を手にした“令和の怪物”堤麗斗【写真:荒川祐史】

インターハイボクシング、ライト級は堤が連覇で高校4冠

 全国高校総体(インターハイ)のボクシングは3日、宮崎市総合体育館で決勝が行われ、ライト級では“令和の怪物”堤麗斗(2年=千葉・習志野)が4-1の判定で藤原仁太(2年=大阪・興国)を破り優勝。連覇を達成し、4冠目を手にした。東京五輪の金メダル候補という偉大な兄を持つが、パリ五輪を見据える弟も高校世代に敵無しを証明。来年行われる世界ユースでの優勝を目標に掲げた。

 ここで立ち止まるわけにはいかない。堤は距離を詰めてくる相手に対し、やりづらさがあったのは間違いない。何度もがっちりと組まれるシーンもあるが、離れ際に的確にパンチを当てるなどし、試合を終始優位に運んだ。今大会で初めてフルマークではなかったが、貫録勝ちだった。

「決勝で気合が入っていて、少し空回りした。あんまり自分のボクシングをさせてもらえなかった。嬉しさは2割くらいです。決勝はいつも気持ちが入っちゃって……。今までダメな試合ばかり。まだまだだなと思います」。高校No.1を証明しても、満足とは程遠いのだから大物だ。

 4冠目についても「タイトルは気にしていない。満足するような成績じゃない」とさらり。1年のインターハイ、国体、選抜を制し、そして2度目のインターハイと、ここまで取れるタイトルはすべて手にしてきた。高校世代に敵はいない。見据えるのは世界との対決だ。

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