“因縁の相手”に完勝 大会No.1注目株・堤麗斗が8強入り「意識せず、冷静に戦えた」
成長を実感「昨年よりも一回り、二回り成長できている」
勝利を宿命づけられている。兄の駿斗(現東洋大)は高校6冠のタイトルを獲得し、東京五輪の金メダル候補と熱い注目を浴びている。その弟としての注目はもちろん、自身も高校3冠に加えて、6月にハンガリーで開催された、ジュニア・ユース国際トーナメントでも頂点に立った。
高校レベルに敵はいない――。そんな見方を本人は一笑に付す。「どんな相手でも挑戦者の気持ちです。相手を舐めたら足を掬われる。自分のベストを尽くすことだけを考えています」と強調する。注目を浴びる現状を「嬉しいです」と力に変え、更なる高みを目指しています。
いよいよ8強。何もわからなかったという昨年とは違う。「メンタル面では昨年のインターハイよりも一回り、二回り成長できていると思っています」と充実感も漂わせた。連覇へ死角は見当たらない。
◇インターハイのボクシングは7月29日から8月3日まで熱戦が繰り広げられる。今大会は全国高体連公式インターハイ応援サイト「インハイTV」を展開。インターハイ全30競技の熱戦を無料で配信中。また、映像は試合終了後でもさかのぼって視聴でき、熱戦を振り返ることができる。
(THE ANSWER編集部・角野 敬介 / Keisuke Sumino)