【競泳】インハイ2種目で同着V、場内どよめき 女子2年生決着は「仲良く優勝分かち合えた」
全国高校総体(インターハイ)の競泳(日本ガイシアリーナ)第2日は18日、8種目で決勝が行われ、うち2種目で同着優勝となった。
男子50m自由形と女子100m背泳ぎの決勝2レースで同タイム決着
全国高校総体(インターハイ)の競泳(日本ガイシアリーナ)第2日は18日、8種目で決勝が行われ、うち2種目で同着優勝となった。
まずは男子50メートル自由形だ。浮き上がってトップに立った4レーンの今野太介(3年=羽黒)が猛然と逃げるが、5レーンの末永亨馬(3年=麻生総合)が追い上げる。ラスト5メートルでほぼ並び、壮絶なデッドヒートの末にタッチ。電光掲示板に表示されたのは「23.20」の同タイムだった。
そろって自己ベストをマークし、場内インタビューに立った今野は「浮き上がったら出ていたので勝ったかなと思ったけど、タッチの瞬間に隣にいて焦った。でも、1着で良かったです」といえば、末永は「浮き上がりが自分は下手なので、そこからが自分の泳ぎをすることができた」と振り返った。
今度は女子100メートル背泳ぎ。5レーンの城戸佑菜(2年=日大藤沢)が50メートルをトップで折り返し、それを4位から片桐珠実(2年=淑徳巣鴨)が追う。またしてもゴール寸前で並び、そのままゴール。「1.02.37」の同タイムが表示され、この日2度目の同着Vに場内もどよめきが起きた。
前半から引っ張った城戸は「自分は前半しかないと思っていた。持ち味を生かすことができた」と振り返り、追い上げた片桐は「隣が見えていて絶対抜かしてやろうと。でも、2人で仲良く優勝を分かち合えて良かったです」と同学年同士の金メダル2個に初々しく笑みをこぼしていた。
◇インターハイの競泳は17日から4日間にわたって熱戦が繰り広げられる。今大会は全国高体連公式インターハイ応援サイト「インハイTV」を展開。インターハイ全30競技の熱戦を無料で配信中。また、映像は試合終了後でもさかのぼって視聴でき、熱戦を振り返ることができる。
(THE ANSWER編集部)