【バスケ】創部5年目で初優勝、開志国際の偉業の裏にある悔しさ 「自分らの代は全部勝ちたい」
2日から6日間に渡り激戦が繰り広げられてきた全国高校総体(インターハイ)の男子バスケットボールは7日にいよいよファイナルを迎えた。勝てばともに初優勝となる、地元・愛知代表の中部大第一と、創部5年目で2度目の出場となる開志国際(新潟)だ。
インターハイ男子バスケ決勝、開志国際が初優勝
2日から6日間に渡り激戦が繰り広げられてきた全国高校総体(インターハイ)の男子バスケットボールは7日にいよいよファイナルを迎えた。勝てばともに初優勝となる、地元・愛知代表の中部大第一と、創部5年目で2度目の出場となる開志国際(新潟)だ。
先手を取ったのは、開志国際だった。「自分たちはアウェーなので、引かないで最初から前に進んでいこうとみんなで話していた」と小池文哉主将(3年)が語った通り、シラ・エルハジ・アサン(3年)のバスケットカウント、小栗瑛哉(3年)の3Pシュートで、6-0と先手を取った。
一方でやや堅さの見られた中部大第一だったが、「中村拓人の不在で成長した」と常田健コーチが評するPG井戸光邦(3年)らを投入して流れを引き戻すと、15-16と1点差まで追い上げ第1Pを終えた。
第2Pも第1Pの勢いに乗り、一次は中部大第一が逆転するが、その後は両チーム共に得点が伸びず重い展開が続く。だが開志国際の和田蓮太郎(3年)がファストブレイクで停滞したムードを打ち破ると、開志国際が35-28と突き放して前半を折り返した。
第3Pは開志国際のジェフ・ユセフ(2年)が3つ目のファウルでベンチに下がると、中部大第一が得意の速いオフェンスで反撃。4分に矢澤樹(3年)の3Pシュートで再び逆転に成功。しかしその後は両チーム共にディフェンスが勝り、得点が続かない。終盤、中部大第一はアサンがリバウンドでリードすると、開志国際は小池が鋭いドライブで食らいつき、46-46の同点で勝負は最終Pにもつれ込んだ。