決勝に導くスーパーセーブ炸裂 流経大柏、守護神・薄井が目指す「和製ノイアー」
ピンチはない方が理想だが…「あったとしても、自分が止めてチームを救えればいい」
サッカーを始めた小学校4年次からGK。最も背が高かったため、指導者からGKを勧められたという。当時は、ただ運動をする習慣を身につけるためのサッカーだったが、いつの間にかのめり込んだ。今では、ピンチのときにビッグプレーでチームを救う、魅力のあるポジションと感じているという。
憧れの選手は、「足もとの技術があって、(自チームの最終ライン)裏のケアもできるし、自分に足りていないリーダーシップの部分も凄い。目指すべき選手だと思っている」と話すドイツ代表の守護神マヌエル・ノイアー(バイエルン)だ。
4日に行われる決勝戦では、日大藤沢(神奈川)と対戦する。
「今日のようなシーンがない方が理想的ですけど、あったとしても自分が止めてチームを救えればいいと思います」
頼れる守護神は高々と勝利を誓った。
◇サッカー、いよいよ決勝 インターハイのサッカーは7月29日に幕を開け、7日間にわたって熱戦が繰り広げられる。男女ともに決勝は4日。なお、今大会は全国高体連公式インターハイ応援サイト「インハイTV」を展開。全30競技の全試合をライブ配信し、インターネット上で観戦、応援が可能となった。また、映像は試合終了後でもさかのぼって視聴でき、熱戦を振り返ることができる。
【了】
平野貴也●文 text by Takaya Hirano