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4度の延長制し決勝へ 福岡大大濠のスーパー1年生横地が描く壮大な成功ストーリー

「明日は今日の分を取り返す」、前日の悔しさをバネに敗戦寸前のチームを救う

 第3ピリオドに終了ブザーが鳴るとともに逆転の3点シュートを決めていたが、際立ったのはオーバータイムに入ってからの2つの場面だ。

 1つは、最初のオーバータイム。65-68の場面から、この日2度目となる終了ブザーが鳴るとともに3点シュートを決めて、勝利目前に迫った帝京長岡に意地を見せた。さらに3回目のオーバータイムでも、残り10秒ほどで2点差を追う場面から速攻を仕掛けてファウルを獲得。2本のフリースローを着実に沈めて同点とし、またも敗戦寸前のチームを救った。

「1年生で先発させてもらっているのに、昨日(準々決勝の中部大学第一戦)は全然活躍できなかった。シュートを1本しか打てなくて、しかも入らなくて0点。出場時間も少なくて、これでスタメンって恥ずかしいなと思った。ホテルに帰ってもすごく落ち込んでいて、先輩に『明日は、今日の分を取り返すので』と言っていた。前半、第1ピリオドから(マークが)ミスマッチだったので、どんどんシュートを打ち続けました。今日、活躍できて良かったです」

 試合後、横地は満面の笑顔を見せた。

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