初出場の名経大高蔵、「15分の夢」の価値 大学関係者も関心「あのチーム、面白い」
全国高校総体(インターハイ)の男子サッカーが29日に宮城県で開幕。大会初出場を果たした名古屋経済大学高蔵(愛知)は、立正大淞南(島根)に0-1で敗れたものの、全国の舞台で踊るようにボールをつなぐサッカーを見せつけた。
平野貴也●写真 photo by Takaya Hirano
全国経験豊富な立正大淞南に0-1で敗戦も、「自分たちの特徴を出せた部分はある」
15分間の「夢」を見た。
全国高校総体(インターハイ)の男子サッカーが29日に宮城県で開幕。大会初出場を果たした名古屋経済大学高蔵(愛知)は、立正大淞南(島根)に0-1で敗れたものの、全国の舞台で踊るようにボールをつなぐサッカーを見せつけた。
後半早々に先制点を奪われると、その8分後には10番を背負うMF山本蓮(3年)が2度目の警告を受けて退場。数的不利になると、インターハイや全国高校選手権でベスト4に入るなど全国の経験が豊富な相手に、上手く試合を運ばれて夢は潰えた。後半のシュート数はゼロ。課題を突き付けられた格好となった。
ただ、島井雅也監督が「結果は伴いませんでしたけど、初の全国大会で、自分たちの特徴を出せた部分はあると思います」と一定の手応えを示したように、初出場で自分たちの特徴を全国に見せつけられたという点では、意味のある試合となった。