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國學院久我山、公式戦無敗で10度目全国切符 日本一も視野「全国でも暴れたい」

「南部九州総体2019」(インターハイ)の男子サッカー東京都大会は、22日に駒沢第2球技場で準決勝を行い、第2試合は國學院久我山高校が延長戦で駒大高を破り、2年連続10度目の全国大会出場を決めた。3得点を挙げたFW山本航生(3年)は「今年は東京都では負けていないけど、インターハイで全国の強豪校に勝てれば、さらに自信になる。自分が点を取れれば勝てると思うし、全国でも暴れたい」と大舞台での躍進を誓った。

国学院久我山は、公式戦14戦全勝でインターハイへ【写真:平野貴也】
国学院久我山は、公式戦14戦全勝でインターハイへ【写真:平野貴也】

駒大高を延長戦で撃破、3得点のFW山本航生「自分が点を取れれば勝てる」

「南部九州総体2019」(インターハイ)の男子サッカー東京都大会は、22日に駒沢第2球技場で準決勝を行い、第2試合は國學院久我山高校が延長戦で駒大高を破り、2年連続10度目の全国大会出場を決めた。3得点を挙げたFW山本航生(3年)は「今年は東京都では負けていないけど、インターハイで全国の強豪校に勝てれば、さらに自信になる。自分が点を取れれば勝てると思うし、全国でも暴れたい」と大舞台での躍進を誓った。

 試合は、両チームの特徴が反映されたゴールの奪い合いとなった。伝統的にパスワークが巧みな國學院久我山は、序盤からボールを支配。鮮やかなパス回しで攻め込むと、前半19分にFW戸坂隼人(3年)のラストパスをFW山本航がニアサイドで合わせて先制に成功した。対する駒大高は、ロングパスやハイボールでコンタクトプレーの強さを見せる堅守速攻スタイル。前半30分、FKを相手GKがキャッチし損ねたボールを見逃さずにMF内田哲平(3年)がゴールへ押し込み、同点とした。

 後半も先に得点したのは、國學院久我山だった。後半6分、今度は、タッチラインを目一杯使った技ありのボールコントロールを見せたFW山下貴之(3年)がドリブルで左サイドを崩し、再びFW山本航が中央で合わせて勝ち越した。その後も國學院久我山が攻撃サッカーで観衆を魅了。特にインサイドMFの田中琢人(2年)、大窟陽平(2年)が周囲からパスを引き出し、相手を引き寄せながら3トップや攻撃参加するサイドバックに好配球を繰り出す流れは、見事だった。ところが、駒大高は後半36分に得意の空中戦で競り合い、こぼれ球をつないでFW青木優音(2年)がシュートを放つと、相手に当たってゴール。2-2として延長戦に持ち込んだ。

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