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世界陸上で刺激「海外選手は当たり前に…」 転向1年、高校No.1ハードラーに 挑んだ世界基準の「15」――ガードナ・レイチェル麻由

今夏はインターハイで優勝したガードナ、卒業後は大学から世界を目指す【写真:荒川祐史】
今夏はインターハイで優勝したガードナ、卒業後は大学から世界を目指す【写真:荒川祐史】

世界陸上を刺激にハードル間15歩に挑戦

 目指すは世界。9月の東京世界陸上は現地で観戦し、刺激を受けた。400メートル障害のポイントになるのがハードル間の歩数。「海外選手は当たり前に最後まで15歩で走る」と違いを見い出す。

 インターハイでは序盤を16歩で走ったが、300メートル障害で出場した今大会の決勝は3台目まで15歩に挑戦。「300メートル障害をやったことで、私も15歩で走れることが分かった」と世界のスタンダードを実戦で体感し、「400メートル障害に活かせる」と手応えを得た。

 ラスト1年で一気に全国トップ常連になった高校陸上。「ハードルを教えてくれた矢澤航コーチ、顧問の野村忠信先生のおかげでここまでこられた」と振り返り、春からは次のステージへ進む。大学で400メートル障害を専門に競技を続けていく。

「大学には強い選手がいっぱいいる。1年生で57秒1や56秒台を出して、大学でも1位に輝きたい」

 世界へつながる道はまだ始まったばかりだ。

(THE ANSWER編集部・山野邊 佳穂 / Kaho Yamanobe)

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