世界陸上で刺激「海外選手は当たり前に…」 転向1年、高校No.1ハードラーに 挑んだ世界基準の「15」――ガードナ・レイチェル麻由
滋賀・平和堂HATOスタジアムで10月3日から5日間行われた第79回国民スポーツ大会(国スポ)の陸上競技。少年女子A(高2、3)300メートル障害は、ガードナ・レイチェル麻由(神奈川・法政二高3年)が41秒11で優勝した。7月のインターハイでは400メートル障害を制した期待のハードラー。9月に開催された東京世界陸上にも刺激を受け、来春から始まる大学陸上での飛躍を誓った。(取材・文=THE ANSWER編集部・山野邊 佳穂)

国民スポーツ大会
滋賀・平和堂HATOスタジアムで10月3日から5日間行われた第79回国民スポーツ大会(国スポ)の陸上競技。少年女子A(高2、3)300メートル障害は、ガードナ・レイチェル麻由(神奈川・法政二高3年)が41秒11で優勝した。7月のインターハイでは400メートル障害を制した期待のハードラー。9月に開催された東京世界陸上にも刺激を受け、来春から始まる大学陸上での飛躍を誓った。(取材・文=THE ANSWER編集部・山野邊 佳穂)
期待のハードラーがまた一つ手応えを得た。
予選を組1着で通過したガードナ。号砲と共に飛び出し、勢いよくハードルを越えていった。最終コーナーの出口で先頭に並ぶと、得意の後半で2位以下を引き離してゴール。自己ベストを0秒37更新する41秒11を記録し、優勝した。
「決勝は予選よりも歩数を縮めて、1位を獲る戦略でいった。個人としては高校最後のレースだったので優勝できてうれしい」と笑顔を見せた。
イギリス人の父と日本人の母を持つ東京・渋谷区出身の17歳。松濤中3年時の全中は四種競技で3位、神奈川の名門・法政二高では1年時からインターハイに出場し、七種競技で2年連続入賞した。転機は全国制覇を目指し、昨年10月に400メートル障害に本格転向したこと。
10か月後のインターハイで58秒16の自己ベストを記録して優勝し、10月には日の丸を背負ってU20東アジア選手権でも銀メダルを獲得した。そして国スポは300メートル障害ながら優勝と、転向1年で目覚ましい飛躍を遂げている。
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