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偏差値70超&県No.1校に塾なし合格 3か月後に全国へ、憧れの清水空跳に「近づけるように…」描く成長曲線――金沢泉丘・橋本蒼衣

滋賀・平和堂HATOスタジアムで3日から5日間行われた第79回国民スポーツ大会(国スポ)の陸上競技。少年女子B(高1、中3)100メートルでは橋本蒼衣(石川・金沢泉丘高1年)が11秒90(追い風0.3メートル)で準優勝した。偏差値70を超える石川県内1位の公立進学校に通う秀才スプリンターは、憧れの選手に同郷の清水空跳(星稜高2年)を挙げ「ちょっとでも近づけるように頑張りたい」と意気込んだ。(取材・文=THE ANSWER編集部・山野邊 佳穂)

少年女子B100メートルで準優勝した橋本蒼衣【写真:中戸川知世】
少年女子B100メートルで準優勝した橋本蒼衣【写真:中戸川知世】

国民スポーツ大会

 滋賀・平和堂HATOスタジアムで3日から5日間行われた第79回国民スポーツ大会(国スポ)の陸上競技。少年女子B(高1、中3)100メートルでは橋本蒼衣(石川・金沢泉丘高1年)が11秒90(追い風0.3メートル)で準優勝した。偏差値70を超える石川県内1位の公立進学校に通う秀才スプリンターは、憧れの選手に同郷の清水空跳(星稜高2年)を挙げ「ちょっとでも近づけるように頑張りたい」と意気込んだ。(取材・文=THE ANSWER編集部・山野邊 佳穂)

 石川からまた1人、楽しみなスプリンターが現れた。

 青と白の鮮やかなユニホームを着た橋本。集中力を高めてスターティングブロックに足をかけると、号砲と同時に鋭く飛び出した。中盤で抜け出した横山柚希(千葉・市立柏高1年)を追って力走。後半も粘り、11秒90の2位でゴールした。

「寒かったので不安もあったけど、11秒台を出せたのでうれしい。しっかりと自分の力を発揮できた」と納得の表情を浮かべた。

 東大合格者23人を今年輩出した金沢泉丘高に通うスプリンター。清泉中3年時には、全中200メートルで3位、U16陸上競技大会100メートルで準優勝するなど、世代トップの実力を持つ。

 昨年10月に部活動を引退し、本格的に受験勉強を開始。塾には通わず、多い日には1日15時間の猛勉強の末、県内1位の公立進学校に進んだ。文武両道への思いを聞くと「勉強は、ちょっと……あんまり得意じゃないんで……」と控えめに笑う。高校では「陸上を一番頑張りたい」と笑顔を見せた。

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