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恋愛禁止ルールはもう時代遅れ? 彼氏&彼女の存在も力に…令和の学生アスリートの本音「規則でも隠れて…」

「アスリートはスポーツだけをやっていればいい」――。かつての日本に根付いた価値観。時代は令和に移り、高校球児の丸刈り強制の撤廃、オシャレをするアスリートの増加などスポーツ界も変わり始めている。

令和の学生アスリートたちの“恋愛禁止ルール”への価値観とは【写真:中戸川知世】
令和の学生アスリートたちの“恋愛禁止ルール”への価値観とは【写真:中戸川知世】

陸上競技の関東インカレ、日本インカレで取材

「アスリートはスポーツだけをやっていればいい」――。かつての日本に根付いた価値観。時代は令和に移り、高校球児の丸刈り強制の撤廃、オシャレをするアスリートの増加などスポーツ界も変わり始めている。

 同じようにかつて耳にすることが多かった「恋愛禁止」の部活ルールも変化しているのか。様々な角度から令和の部活動を取材してきた「THE ANSWER」は大学陸上の関東インカレ、日本インカレで実情を聞いた。(取材・文=THE ANSWER編集部・山野邊 佳穂)

 ◇ ◇ ◇

 現場では学生それぞれの考えが浮かび上がった。

 さすがに成人している大学生。強豪校から新鋭校、伝統校、女子校など、観客席で応援に駆け付けた部員を中心に男女20人以上取材したが、聞いた範囲では恋愛禁止のルールを設けている部はなく、自由な環境。恋人を持つメリットとしては「恋愛している方が気持ちが上がる」「結果が良いと相手も喜んでくれるから嬉しい」「相手が部内だから一緒にいる時間が長くて楽しい」など、男女問わず恋愛を力に変えている選手が多かった。

 同じ陸上部同士でカップルになることが多く、関東の女子大に所属する選手は「相手も(他大学の)陸上部なので、競技のことを教えてくれる」と相乗効果を明かす。「陸上をする上で男女では意識するポイントが違うので、色々な見方ができるようになった。相手は食事のことにも詳しくて、色々と教えてもらえる」と競技への好影響を明かした。

 ただし、良いことばかりではない。「部内で付き合っていて、喧嘩したら部の雰囲気が悪くなった」「メリハリがない人がいた」「食生活が変わったのか、太ってしまって結果が出なくなった女子選手がいた」という意見も。プラスとマイナスの両面を理解した上で、部活や競技としっかり線引きをする自覚が求められる。

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