練習場所はビニールハウスに廃校舎「室内でも気温0度」 極寒の地でも“熱”消さず辿り着いた2度目のインターハイ――北見北斗・豊原隆介

“好き”を原動力に…今年は受験生として勉強と部活を両立
棒高跳びはただでさえ練習場所の確保が難しい種目の1つ。それでも「(種目を変えようとしたことは)なかったです。棒高跳びが楽しい」と明かす。近年は夏になると気温40度を超えるなど、今度は暑さが敵になる。過酷な環境は続くが“好き”が原動力となった。
昨年に続き挑んだ2度目のインターハイ。受験生となった今年は、勉強と両立して挑んだ大会だった。平日は塾に通い、土日は図書館で5時間程度勉強。部活と模試が重なるなど難しい時期もあったが、最後まで戦い抜いた経験は大きな糧になる。
「今回は上手くスケジュールを立てられなかった。大会の位置づけなど、明確な目標がなかったので、大会中に思考錯誤することになってしまった。受験もあるので、今後は計画的にできるようにしたい」
陸上競技は一旦中断。難関国立・千葉大合格を目指して受験勉強に打ち込む。大学進学後も競技を続ける予定で「色々な種目に取り組んで、のびのびと楽しみたい」と先を見据える。北の大地を離れても変わらない。1つ1つ乗り越えていく。
(THE ANSWER編集部・山野邊 佳穂 / Kaho Yamanobe)
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