偏差値69の公立進学校 共通テスト受験→2日後インハイの過密日程…佐村日菜、両立ゆえの苦悩も青春の一部

両立故の苦悩も…「結果的には悔いなくやり切れた」
進学後、日々の練習時間は1時間半程度。テスト前でも練習を継続した。両立しているからこその苦悩もあった。
「2つやっているとそれぞれにかける時間が少ないから『頑張れていないのかな……』と感じることがあった」
自分が思っている以上に努力していると教えてくれたのは、周囲の人たちだった。「頑張ってるね」の一言が嬉しくて、自分のスタイルを継続。諦めなかった結果、最後のチャンスで全国の舞台に辿り着けた。
共通テストの手応えも悪くはない。「結果的にはどちらも頑張れて、悔いなくやり切れた」。競技としては高校で引退する予定だが「趣味で踊りたい」とスケート愛は冷めない。
将来の夢は広がるばかり。「自分でお金を稼いでみたい。新しいことを沢山やりたい」。厳しい両立の道を歩み切った高校生活。次のステージにも必ず活きるはずだ。
(THE ANSWER編集部・山野邊 佳穂 / Kaho Yamanobe)