スラムダンク奨学生の八王子学園八王子・木村圭吾、8強ならずも「目標は米国の大学へ」
晴れ舞台のメインコートに、あと一歩が届かなかった。ウインターカップ2018第71回全国高校バスケットボール選手権大会は26日に第4日を行い、男子の八王子学園八王子(東京)は、延長戦の末に77-85で帝京長岡(新潟)に敗れた。エースの木村圭吾(3年)は、ゲーム最多の39得点を挙げたが、勝利には届かなかった。
ウインターカップ3回戦で39得点も敗退
晴れ舞台のメインコートに、あと一歩が届かなかった。ウインターカップ2018第71回全国高校バスケットボール選手権大会は26日に第4日を行い、男子の八王子学園八王子(東京)は、延長戦の末に77-85で帝京長岡(新潟)に敗れた。エースの木村圭吾(3年)は、ゲーム最多の39得点を挙げたが、勝利には届かなかった。
卒業後は、人気バスケット漫画「スラムダンク」の著者である井上雄彦氏が創設したスラムダンク奨学金の奨学生として米国のプレップスクール(大学進学のための準備教育を行う学校)であるセントトーマスモアスクールに進む。木村は「勝てる試合だった。自分が決め切れなかったのが、一番の敗因。この大会で日本一になって、日本一の高校生として米国に挑戦したかったけど、力不足でかなわなかった」と敗退に肩を落とした。
木村は、身長185センチのシューティングガードで、外から打って良し、中に切り込んで良しの点取り屋。母や兄が経験者で、自身が漫画「スラムダンク」を読んでいた影響もあり、小学3年から競技を始めた。中学時代を過ごした実践学園は高校も強豪だが、米国挑戦の意識が強く、将来を見据えて留学生がいるチームを希望して八王子学園八王子高に進学。1年次から活躍した。
高校最後の舞台となった今大会でも、1回戦で41得点。2回戦でも44得点で勝利に貢献した。帝京長岡との3回戦でも、十分に存在感を発揮した。特に第4ピリオドの最後の得点は、強烈だった。相手にマークされながらのドリブルからジャンプ。タフショットを残り時間3秒2で決めて同点に追いつき、延長戦に持ち込んだ。