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「1人で大きなものは背負えない」 日大ラグビー部・菊谷崇HCが考える“主将論”

5人のコアリーダーと協力しながらチームを1つにまとめていくという平坂主将【写真:荒川祐史】
5人のコアリーダーと協力しながらチームを1つにまとめていくという平坂主将【写真:荒川祐史】

勝利と同時に目指したい「応援されるチーム」への道

――今回のHC就任は菊谷さん個人ではなく、BUとしての取り組みになりそうですね。

菊谷:名前としては僕が1人で入っていますが、BUとしてバックアップができるように考えています。実際にフィジカルプランナーとして臼井(智洋)にも客観的な視点から練習内容や環境を評価してもらっています。グラウンドにいる僕には見えないことが、一歩離れたところから見えることもありますから。BUで一緒に活動する小野澤宏時さん(元日本代表)や箕内拓郎さん(元日本代表主将・現日野HC)にも、いずれ顔を出してもらいたいと思っていますし、元アイスホッケー日本代表の鈴木貴人さんもいるので違う競技と交流しても面白いですよね。いろいろな角度から専門的なアプローチができるのが、BUの強みだと思っています。

平坂:かなりのビッグネームなので楽しみです!

菊谷:もちろん、ラグビーの試合で勝つことは大切ですが、ラグビーしかできない人にはなってほしくない。地域との絆を深めていったり、子どもたちと交流する機会を作ったり、ラグビー以外のことをすればするほど世の中が見えてくると思います。将来的にラグビー選手として活躍したい場合でも、リーグワンでは社会貢献が求められますから、大学生のうちから取り組んでおくのはいいと思いますね。

平坂:コロナ前は麻生ラグビースクールの子どもたちが日大グラウンドを使う時があって、今でもシーズンが始まる前は千羽鶴を折ってプレゼントしてくれるんです。コロナ禍でラグビー教室が開けていないんですけど……。

菊谷:地域との関わりは大事。子どもたちに憧れられることで、大学生のうちから自分がプレーする意味を感じられれば、本当に有意義なことだと思います。

平坂:優勝を目指すことはもちろんですが、キクさんが仰るように応援されるチームになりたいと思います。4年生でチームスローガンを考えていた時も「応援されるチーム」というキーワードがよく出てきたんですよ。そこが今まで日大の課題だったのかもしれません。ただ強いだけではなく、応援したくなるようなチームになりたいですね。キクさん、宜しくお願いします!

菊谷:こちらこそ、宜しく。主将についていきます(笑)。

平坂:いや、それは困ります(笑)。

【Bring Up Rugby Academy GW特別レッスン2022開催】
○日時:2022年5月4日(水)、5日(木)9時受付開始 ※両日ともに参加できる方に限る
○会場:スポーツ日大アスレティックパーク稲城ラグビー人工芝グラウンド
○対象:中学生(定員50人)最少催行人数20人
○費用:18,000円(レッスン料・お弁当代・飲料代等含む)※会場までの交通費は各自負担
○参加コーチ:小野澤宏時、菊谷崇、臼井智洋、奥井亮太
○申込期限:2022年4月17日(日)
○申込方法:下記、必要事項を明記の上、rugby@bu-as.comまでメールをお送り下さい。
 1.参加者氏名(ふりがな)2.学年 3.所属チーム 4.住所 5.緊急連絡先(携帯電話)6.保護者氏名 7.メールアドレス

(THE ANSWER編集部)

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