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日大ラグビー部変革のカギ 菊谷崇HCと主将・平坂桃一が考える「主体性」とは何か

選手たちには自分で考え、行動する力を求める菊谷HC(中央)【写真:荒川祐史】
選手たちには自分で考え、行動する力を求める菊谷HC(中央)【写真:荒川祐史】

菊谷HCの就任会見報道を見て「背筋が凍りました(笑)」

――菊谷さんが新HCになると知った時の反応は?

平坂:日大は3年連続ベスト8なので、4強の壁を越えるには新しい風が必要だと感じていました。だから、期待感でワクワクしましたね。菊谷さんは2011年W杯で主将として日本代表を引っ張っていた。その印象が強かったです。

菊谷:ありがとうございます!(笑)

平坂:本当に驚きで、まさか、でした。

菊谷:不安じゃなくて、本当にワクワクしたの?

平坂:不安もちょっと……。就任記者会見の言葉にパンチがあったので。

菊谷:「地獄を……」の部分でしょ。

平坂:はい。僕は会見場には行けずに、ネット記事をチェックしたら見出しに「地獄を味わってもらおうかな」と書かれていて。それを見た瞬間、「あ、やっぱり地獄なんだ……」と背筋が凍りました(笑)。

菊谷:メディアの皆さんはいろいろな捉え方をするな、と(笑)。とは言うものの、一人歩きした言葉が刺激的で、学生にはいい影響を与えたんじゃないかと思います。

平坂:確かに、お会いする前から覚悟はできていました。実際にここまでは、キツいけど楽しく練習できています。

菊谷:ハードルが上がってましたからね(笑)。

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