[THE ANSWER] スポーツ文化・育成&総合ニュースサイト

インハイ戦えなかったOGの思い胸に 8-0快勝のホッケー岐阜各務野、リベンジの丹生戦へ

3回戦は昨年苦杯を喫した丹生と対戦することが決まった【写真:山田智子】
3回戦は昨年苦杯を喫した丹生と対戦することが決まった【写真:山田智子】

OGの思い胸に、リベンジの丹生戦へ

 もう一つが、第3Qの得点シーン。田辺が得意とする右攻めを封じて、左サイドでボールを奪って、素早く右サイドに展開。早いパス回しから、最後は遠藤未彩が仕留めた。詰まったときの打開策の一つとして、「できることを確かめられたのがよかった」と山藏は話す。

 6-0で迎えた第4Qも、54分に松波芽依、55分に平光と立て続けに得点し、最終スコア8-0で岐阜各務野が快勝。今日17日に行われる3回戦は、昨年のインターハイ代替大会「サマーチャレンジカップ2020」で苦杯を喫した丹生(福井)と対戦することが決まった。

「明日が一番の勝負所だと思っている。勝ちにこだわって、走り勝つホッケーをしたい。今まで(過去4大会)2位だったという歴史を塗り替えて、1位になりたいし、去年大会がなくなった悔しさを含めて、今年は優勝したい」と山藏はあらためて優勝を誓う。

 大会前には、昨年インターハイを戦えなかったOGの伊藤晶さん(朝日大)から「必ず勝ってね」と連絡をもらった。同じく1つ上の亀山笑里和さん(関学大)からは、1年生の選抜大会のアップやクールダウン時に使っていた曲、ベリーグッドマンの「ドリームキャッチャー」に写真をのせた動画が送られてきたという。

「1年の選抜に負けて、すっごい悔しくて、それからはこの曲が『自分たちの曲』みたいになりました。すごく思い入れのある曲なので、この動画をみんなで見ながら、『先輩も応援してくれるから絶対に勝とうね』って話しました」(山藏)

 2年前の選抜大会、そして昨年のインターハイの悔しさを胸に、リベンジの大一番に挑む。

(山田 智子 / Tomoko Yamada)

1 2

山田 智子

愛知県名古屋市生まれ。公益財団法人日本サッカー協会に勤務し、2011 FIFA女子ワールドカップにも帯同。その後、フリーランスのスポーツライターに転身し、東海地方を中心に、サッカー、バスケットボール、フィギュアスケートなどを題材にしたインタビュー記事の執筆を行う。

W-ANS ACADEMY
ポカリスエット ゼリー|ポカリスエット公式サイト|大塚製薬
DAZN
スマートコーチは、専門コーチとネットでつながり、動画の送りあいで上達を目指す新しい形のオンラインレッスンプラットフォーム
THE ANSWER的「国際女性ウィーク」
N-FADP
#青春のアザーカット
One Rugby関連記事へ
THE ANSWER 取材記者・WEBアシスタント募集