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インハイ戦えなかったOGの思い胸に 8-0快勝のホッケー岐阜各務野、リベンジの丹生戦へ

全国高校総体(インターハイ)ホッケー競技女子は16日に2回戦が行われた。初戦となった選抜大会優勝の岐阜各務野(岐阜)が8-0で田辺(和歌山)に快勝し、好スタートを切った。

ホッケー女子2回戦、岐阜各務野が8-0で田辺に快勝し、好スタートを切った【写真:山田智子】
ホッケー女子2回戦、岐阜各務野が8-0で田辺に快勝し、好スタートを切った【写真:山田智子】

全国高校総体・ホッケー女子、選抜Vの岐阜各務野が8-0で初戦突破

 全国高校総体(インターハイ)ホッケー競技女子は16日に2回戦が行われた。初戦となった選抜大会優勝の岐阜各務野(岐阜)が8-0で田辺(和歌山)に快勝し、好スタートを切った。

「やっと試合ができる。早く試合がしたい」

 雨の影響により一日遅れで迎えた開幕。岐阜各務野イレブンは試合ができる喜びをコートで爆発させた。

 引き気味に守る田辺に対し、岐阜各務野は容赦なく猛攻を仕掛ける。第1クオーター(Q)3分、エース・佐々木里紗がゴール前の混戦から押し込んで早々と先制点を奪う。その3分後には、試合前の練習で入念に調整していたペナルティコーナー(PC)から2年生の平光杏衣がヒットシュートを決めてリードを広げる。11分には再び平光が、13分にはDF山藏百音のロングパスを受けた佐々木がドリブルで持ち込み、サークルトップから豪快なシュートを決めて、4-0とリードを広げた。

 その後は、岐阜各務野のスピードに慣れた田辺に粘り強く守られ、ややこう着状態になるも、第2Q26分にPCから平光が加点。守備でも、前からプレスをかけてすぐにボールを奪い返し、ほとんど田辺にチャンスを作らせることなく、5-0で前半を折り返す。

 キャプテンの山藏は「相手が引いていたので、その中でどうやって打開していくかを探りながら、ずっと同じようにやるだけじゃなくて、明日につなげるために色々な攻め方を考えて、試すことができた」と振り返る。

 収穫に挙げたのは、インターハイ前から毎日練習してきたPC。「ヒッターが2年生(平光)なので緊張感もあると思うんですけど、しっかりと本番で決め切れたことが大きい。明日も(攻撃が)詰まったら、コーナーを取って、それで点数を取れるようにしたい」。PCから2得点を挙げたことに手応え十分だ。

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山田 智子

愛知県名古屋市生まれ。公益財団法人日本サッカー協会に勤務し、2011 FIFA女子ワールドカップにも帯同。その後、フリーランスのスポーツライターに転身し、東海地方を中心に、サッカー、バスケットボール、フィギュアスケートなどを題材にしたインタビュー記事の執筆を行う。

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