代表戦士の“育ての親”がズラリ 開幕目前、高校サッカー選手権の名物監督たち
青森山田・黒田監督は連覇へ、日章学園・早稲田監督は選手&指揮官でVに挑戦
連覇を狙う青森山田の黒田剛監督は、コーチから昇格して23年目。柴崎岳を擁して第88回大会で準優勝し、前回大会では本州最北端のチームとして悲願を達成した。第79回、80回大会の国見を最後に連覇がないだけに注目が集まる。
指揮官としても選手権優勝を目指すのが、日章学園(宮崎)の早稲田一男監督。第56回大会で帝京を2度目の優勝に導いたエースFWで、大会後に日本代表候補となった。13度目の出場で、どこまで上位に進出できるか。
30度以上出場している古豪は、秋田商の43度が最多で仙台育成(宮城)が32 度で続く。過去に2度優勝している秋田商は、選手として選手権を経験した小林克監督が指揮を執って4年目。13大会ぶりの勝利を目指す。5年ぶりに出場する仙台育英の城福敬監督は、来季からJリーグ広島を指導する城福浩氏の兄だ。2度のベスト4を上回る成績が目標となる。
(河野 正 / Tadashi Kawano)