明成、「ピンチはチャンス」で8強 八村阿蓮のファウルトラブルが生んだ“想定外の顔”
ピンチはチャンスなり――。大黒柱のファウルトラブルを乗り越え、メインコートに辿り着いた。ウインターカップ2017全国高校バスケットボール選手権大会は26日に第4日を行い、男子の明成(インターハイ準優勝・宮城)は、62-59で洛南(京都)に競り勝ち8強入りを決めた。最後は、3点差を追う洛南に何度もシュートを狙われたが、センター八村阿蓮がリバウンドを連発し、リードを守り切った。
ウインターカップ男子3回戦、強豪・洛南相手に主力の出場制限を強いられる苦境も…
ピンチはチャンスなり――。大黒柱のファウルトラブルを乗り越え、メインコートに辿り着いた。ウインターカップ2017全国高校バスケットボール選手権大会は26日に第4日を行い、男子の明成(インターハイ準優勝・宮城)は、62-59で洛南(京都)に競り勝ち8強入りを決めた。最後は、3点差を追う洛南に何度もシュートを狙われたが、センター八村阿蓮がリバウンドを連発し、リードを守り切った。
八村の兄は、2年前に三連覇を達成した時のエースで、現在は米国のゴンザガ大でプレーする八村塁だ。弟・阿蓮も196センチの長身で運動能力も高く、攻守両面でチームを牽引する主力として活躍している。
しかし、この試合では前半で4ファウルに追い込まれ、プレータイムを制限される苦しい展開になった。あとファウル1つで退場……。当然、明成は最後の勝負所に大黒柱を残すため、八村を交代させながら試合を進めなければならない。
だが、有利になるはずだった洛南のポイントガードを務めた大橋大空は「向こうが、上手く対応してきた。別の選手がファウルを(辞さない厳しいプレーを)してきて、上手く対応し切れなかったのは痛かった。リバウンドにも(代わりに入った選手ではなく)他の選手が飛び込んで来て、そいつが来るのかと思わされるところがあって、少し崩れてしまった部分はあった」とやりにくさを感じていた。