「もがくことから逃げないで」 川口能活&那須大亮が高校生に届けた「エール」の意味
引退する3年生へ、川口さんの願い「サッカーを続けて。遊びでもいいから」
「インターハイが中止になったことは初めて。ある意味、なかなかないことに遭遇した。大切なのは“その後”です。この悔しさをバネにして新しい目標を持ち、何かを成し遂げてほしい。同時に、競技や仕事で関わらなかったとしても、サッカーを続けてほしい。遊びでもいいから。サッカーというもので築き上げてきた人生観を“その後”の人生に生かしてほしいと思っています」
11人でパスをつなぎ、ボールを追いかけ、全員でゴールを奪う。その裏では、遅くまで練習し、仲間とぶつかることもある。でも、すべては「勝利」のため。同じ目標を持ったチームで戦うことで、結果以外に手にしたものはどんなことがあるだろうか。
上述のメッセージの後で、川口さんは「言葉で言うのは簡単だけど……でも、この年代の子たちに、成し遂げてほしいんです」と加えた。それはサッカーを愛して、サッカーを通じて成長してきた君たちなら「きっとできる」という心の声にも聞こえた。
「インハイ.tv」による生配信で、全国のサッカー部員も視聴した「オンラインエール授業」。次回は4日に元バレーボール日本代表の大山加奈さんが登場する。アスリートから高校生へ、画面を通じて届ける、新時代の「エールの輪」が広まっていく。
■オンラインエール授業 「インハイ.tv」と全国高体連がインターハイ全30競技の部活生に向けた「明日へのエールプロジェクト」の一環。アスリート、指導者らが高校生の「いまとこれから」をオンラインで話し合う。今後は6月4日に元バレーボール・大山加奈さんが登場するほか、元サッカー女子日本代表監督・佐々木則夫さん、バドミントン・福島由紀、廣田彩花、ソフトボール・山田恵里、ハンドボール・宮崎大輔、元テニス杉山愛さん、元体操・塚原直也さんらも決まっている。授業は「インハイ.tv」で全国生配信される。
(THE ANSWER編集部)