羽生結弦を語るトゥクタミシェワ 注目は観客との関係性「どれだけエネルギー得たか」
羽生が優れている部分「どれほどエネルギーを得ているか」
一方でトゥクタミシェワは、羽生には他の選手以上に優れた部分があるとも指摘している。「彼がリンクに出て、どれほど観衆からエネルギーを得て、また観衆も彼からどれほどエネルギーを得ているかが見えます」。羽生本人と観客が相互にエネルギーを及ぼし合っていると語り、4回転アクセルに敢えて挑んだことについてはこう推測している。
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「それゆえ(観客とエネルギーを及ぼし合っているから)彼はリスクある行動に向かうことを決めました。それがユヅル・ハニュウです、それがフィギュアスケートでとても多くのことを達成した偉大なスケーターです」
「彼は失うものが何もなかった」とも指摘したトゥクタミシェワ。転倒した4回転アクセルも映像で確認していたようで「私が見たトライは一番良かった。私にとってこの人はすでに歴史を作り始めています、なぜなら彼は4Aにトライし、(採点上)ダウングレードの記号ではなく(より減点が少ない)アンダーローテーションの記号とともに、プロトコルに載るでしょうから」と語っている。
昨年12月の全日本選手権でも4回転アクセルに挑み、この時はダウングレード判定だった。トゥクタミシェワは北京五輪での4Aについて「私ならアンダーローテーションの記号をつけます、なぜならこの4Aは以前のよりも、より良く実施されたからです」とも語っている。
(THE ANSWER編集部)