五輪王者チェンはいかに平昌の悪夢を払拭したか「勝つために来た、との考えをやめた」
北京五輪のフィギュアスケート男子シングルで金メダルを獲得したネイサン・チェン。4年前の平昌五輪でも優勝候補と目されながら、ショートプログラム(SP)でミスが相次ぎ総合5位に終わっていた。4年越しの悲願達成には、技術の向上以外にもメンタル面の大きな変化があったという。米放送局「NBC」が設立したニュース専門局「CNBC」公式サイトが伝えている。
北京五輪フィギュア男子シングルで悲願の金メダル
北京五輪のフィギュアスケート男子シングルで金メダルを獲得したネイサン・チェン。4年前の平昌五輪でも優勝候補と目されながら、ショートプログラム(SP)でミスが相次ぎ総合5位に終わっていた。4年越しの悲願達成には、技術の向上以外にもメンタル面の大きな変化があったという。米放送局「NBC」が設立したニュース専門局「CNBC」公式サイトが伝えている。
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チェンは18歳で臨んだ平昌五輪では、個人戦SPのジャンプでミスを連発。まさかの17位となり、フリーで巻き返したものの総合5位に終わっていた。北京五輪では団体戦男子SPで米国の銀メダル獲得に貢献。個人戦ではSPで羽生結弦の111.82点(2020年四大陸選手権)を超える113.97点で世界新記録をマークするなど金メダルを獲得。悔しさを晴らした。
「CNBC」は「ネイサン・チェンが金メダルを取る為に心に留めた7単語の考え方 『勝つためにここに来たと考えるのを止める』」との見出しで記事を掲載している。7単語とは「I stopped thinking “I’m here to win”」。記事では「チェンは平昌からの4年間、“成功”を再定義した」と説明し、本人の言葉を伝えている。
「自分が勝つためにここ来た、という考えをやめたんです。勝っても負けても、自分はそこから得る経験の方を求めたのです」