大騒動にかすんだシェルバコワ金メダルに称賛と同情「勝利、そしてその代償とは?」
投げかけられた称賛と同情の言葉「未成年者の幸福が無視された」
ルーマニアのフロレンティナ・トーン記者が展開するスケート専門メディア「インサイド・スケーティング」公式ツイッターも「シェルバコワが五輪フリーで2本の4回転。彼女にとって忘れられない滑りとなるでしょう。なぜなら彼女はやり切ったからです。私たちは彼女のクオリティを評価しているし。素晴らしい仕事ぶりでした。脱帽です」と称えた。
【注目】本気で野球に挑戦する親子必見! 各分野のプロが動画解説、日本最大級野球スキル動画配信サービス「TURNING POINT」の公式LINEはこちら
称賛の声が上がった一方で、同情の声も。米国の元フィギュアスケート選手で、現在はポッドキャストのフィギュアスケート番組「Blind Landing」で共同ホストを務めるクリス・シュライヒャー氏は「この画像は私にとって忘れられないものになるだろう」と記し、上位選手が待機するグリーンルームでシェルバコワが一人ポツンと座る様子を公開した。
「勝利、そしてその代償は? 未成年者の幸福が無視されたである。これが金メダルの瞬間と思えるか? 私たちは何のためにスポーツをやっているのだろう? フィギュアスケートに涙を流している」と嘆いた。米放送局「CNN」のウィン・ウェストモーランド記者も同様に「金メダリストのシェルバコワがたった一人でテディベアを抱いているシーンがあった。印象的な光景となった」とツイートした。
また、英スポーツメディア「isports」のジェームズ・グレイ記者、はトルソワが銀メダル確定した後に泣き叫ぶ画像とシェルバコワが無表情で立ち尽くす画像をツイッターに掲載。「フィギュアスケートの舞台裏で奇妙な写真が届いている。五輪新女王のはずのシェルバコワがぎこちなく立っているのだ」と紹介した。シェルバコワの金メダルと、その後の様子は揺れた今大会を象徴するものになった。
(THE ANSWER編集部)