失意のワリエワ、コーチが演技直後に非情な叱責「私に説明して。なぜ戦うのやめた?」
北京五輪は17日、フィギュアスケート女子フリーが行われ、ショートプログラム(SP)首位だった15歳カミラ・ワリエワ(ROC)は141.93点、合計224.09点で4位(順位は暫定扱い)。金メダルはおろか、メダルも逃した。まさかのミスが連発した演技後、コーチのエテリ・トゥトベリーゼ氏は「なぜ、戦うのをやめたの?」などと叱責したという。
リンクサイドでトゥトベリーゼ氏「なぜそのままでいたの? 私に説明しなさい」
北京五輪は17日、フィギュアスケート女子フリーが行われ、ショートプログラム(SP)首位だった15歳カミラ・ワリエワ(ROC)は141.93点、合計224.09点で4位(順位は暫定扱い)。金メダルはおろか、メダルも逃した。まさかのミスが連発した演技後、コーチのエテリ・トゥトベリーゼ氏は「なぜ、戦うのをやめたの?」などと叱責したという。
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「絶望」と呼ばれた15歳に、まさかの結末が待っていた。ワリエワは4回転サルコーを堪えたが、続く3回転アクセルの着氷で手をついた。以降、4回転トウループの着氷後に転倒。後半の4回転トウループでも転倒するなど、ミスが連発した。明らかに精彩を欠き、フィニッシュでポーズを決めると、青ざめた顔を両手で覆った。
すると、その直後だった。引き揚げてきたワリエワに対し、トゥトベリーゼ氏は何事か声をかけた。欧州衛星放送「ユーロスポーツ」のオランダ版公式ツイッターによると、この内容は「なぜそのままでいたの? 私に説明しなさい。なぜ、戦うのをやめたの? あのアクセルの後、何も変えなかったわよね。なぜ?」と叱責するものだったという。
キス・アンド・クライで得点が表示され、4位という結果が出ると、エテリ氏に肩を抱かれ、泣き崩れたワリエワ。ドーピング違反から出場を巡り、世界のバッシングを受けた15歳に無情な結末が待っていた。
(THE ANSWER編集部)