超大技挑戦したスノボ岩渕麗楽 「13秒間」に懸け、恩師と歩んだ4年間の苦労と進化
超大技完成に手応え「必要なのはジャンプ力」
「求めてきたのは、バランス感覚、そして、捻る動作の強化と着地の安定性。低い体勢からの助走でボードを掴んで回転する。腹圧が抜けていたら、回転には繋がらない。体幹を仕上げ、下半身の連動ができているから、空中で同じ体勢をキープできる」
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平昌五輪と同じ4位。メダルを逃した悔しさは残るが、恩師は進化を見ていた。「4年前と同じ順位でしたが、前回大会で尻もちをついた技を2回ともしっかり決めていた。点数は思うほどつきませんでしたが、着地は完璧に安定している状態。成長を感じました」と目を細める。
惜しくも完成しなかったトリプルアンダーフリップだが、プロトレーナーは4年後のイタリアの地では完璧に仕上がる手応えを示していた。
「今回は惜しかったですが、次に繋がるジャンプになったと思います。完成への課題も見つかりました。体幹とバランスは順調に仕上がっている。必要なのはジャンプ力。次の4年間でもう1段階進化するサポートをしていくつもりです」
名門レアル・マドリードの下部組織で頭角を現すMF中井卓大ら才能を見出してきた名伯楽は4年後のミラノ・コルティナダンペッツォを見据えていた。
(THE ANSWER編集部)