15歳ワリエワに母国ロシアも衝撃 メドベージェワ「SPで90点は…完全に歴史的です」
北京五輪は6日、フィギュアスケート団体戦4種目の女子ショートプログラム(SP)が行われ、ロシアオリンピック委員会(ROC)のカミラ・ワリエワが自身が持つ世界歴代最高得点(90.45点)に迫る90.18点をマーク。この種目で1位となった。2位は74.73点だった日本の樋口新葉。衝撃の五輪デビューにロシア国内にも驚きが走っている。
世界最高に迫る圧巻の五輪デビュー、ロシアのフィギュア界から驚きの声
北京五輪は6日、フィギュアスケート団体戦4種目の女子ショートプログラム(SP)が行われ、ロシアオリンピック委員会(ROC)のカミラ・ワリエワが自身が持つ世界歴代最高得点(90.45点)に迫る90.18点をマーク。この種目で1位となった。2位は74.73点だった日本の樋口新葉。衝撃の五輪デビューにロシア国内にも驚きが走っている。
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ロシアの最高傑作が、そう呼ばれる理由を示した。ワリエワは冒頭の3回転アクセル、続く3回転フリップも両手上げで余裕を持って着氷。後半には高難度の3回転ルッツ―3回転トウループを決めるなど、ミスのない演技を披露した。ステップ、スピンも含め、高い技術を発揮。滑り終えると、あどけない笑みをこぼしたが、15歳とは思えない完成度だった。
「絶望」の異名を取り、シングルでも金メダル最有力のワリエワ。ロシアにも衝撃が走った。ロシア紙「スポルトエクスプレス」は平昌五輪銀メダリストのエフゲニア・メドベージェワのインスタグラムのコメントを紹介し、「カミラは完全に最大限をやりました。私が昨日言ったように、もし彼女がクリーンに滑り切ったら、彼女に匹敵する者はいません。そして、そうなりました。SPで90点は……完全に歴史的です」と絶賛したという。
自身が平昌五輪に出場した際は81.61点でSP2位。「カミラ、あなたはとても偉い。私たちはみんな、あなたのことをとても強く心配していたのよ」と労ったという。
また、ソルトレイクシティ五輪金メダリストのアレクセイ・ヤグディン氏は同紙の取材に対し、「再び世界記録に肉薄した。カミラの滑りをどのように評価すればいいのでしょう。もちろん、これは間違いなく華麗な滑りでした。彼女はすべてを正確に、優美に、とても自信を持って実施しました。ブラボー、カミラ!」と語り、感嘆した様子だった。
(THE ANSWER編集部)