ザギトワ&メドベージェワはどこへ行った? 平昌五輪で日本人の心も掴んだ2人の今
4日に開幕した北京五輪。日本でも人気の高いフィギュアスケートは前回の平昌五輪、男子は羽生結弦(ANA)が連覇を達成し、女子は15歳のアリーナ・ザギトワが金メダル、18歳のエフゲニア・メドベージェワが銀メダル。ロシア勢が1、2位を独占し、日本でも人気を博した。4年に一度の五輪だから見る層も多いが、そうしたファンは今大会2人が代表メンバーにすら選ばれていないことに気づく。いったい、どうしたのか。
4年に一度の五輪だから見るファンの疑問「2人はどこへ行った?」
4日に開幕した北京五輪。日本でも人気の高いフィギュアスケートは前回の平昌五輪、男子は羽生結弦(ANA)が連覇を達成し、女子は15歳のアリーナ・ザギトワが金メダル、18歳のエフゲニア・メドベージェワが銀メダル。ロシア勢が1、2位を独占し、日本でも人気を博した。4年に一度の五輪だから見る層も多いが、そうしたファンは今大会2人が代表メンバーにすら選ばれていないことに気づく。いったい、どうしたのか。
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ともに激動の4年間を過ごした。まずは金メダルを獲得したザギトワ。平昌五輪後の5月に秋田県などから秋田犬が贈られ、メス犬に「マサル」の名前をつけ、日本人にも人気が急上昇。18-19年シーズンはグランプリ(GP)シリーズ連勝、世界選手権で優勝し、史上最年少でスーパースラム(ジュニア&シニアの主要国際大会すべて優勝)も達成。健在ぶりを見せつけたが、17歳で迎えた翌19-20年シーズンになると暗転した。GPシリーズ2戦は2、3位と優勝を逃し、同シリーズ上位6選手が戦う12月のGPファイナルに進出するもまさかの最下位。これが、現在まで最後の公式戦出場となった。
一方、日本のアニメ「セーラームーン」好きで知られるメドベージェワは平昌五輪後の世界選手権は怪我もあり欠場。恩師であるエテリ・トゥトベリーゼ氏(ロシア)と決別し、ブライアン・オーサー氏(カナダ)のもとに移籍し、世界に衝撃が走った。しかし、18-19年シーズンではGPシリーズ2戦は3、4位。世界選手権で3位に入ったものの、翌シーズンは5、2位と精彩を欠き、休養に入った。2020年9月にトゥトベリーゼ氏の下に復帰したものの、故障に新型コロナウイルス感染もあり、結局、競技会に立つことはできず、ロシア代表選考の遡上にも上がらなかった。