コロナ陽性で五輪辞退のコリヤダに国内落胆 メディア「悲劇だ」元世界女王「惨事です」
フィギュアスケートの北京五輪代表に選出されていたミハイル・コリヤダ(ロシア)は新型コロナウイルス陽性判定を受け、代表を辞退することになった。経験豊富で団体戦での活躍も期待されていた26歳の離脱に対し、ロシア国内から落胆の声が漏れている。
露メディアがこぞって報道「コリヤダはオリンピックを失った」
フィギュアスケートの北京五輪代表に選出されていたミハイル・コリヤダ(ロシア)は新型コロナウイルス陽性判定を受け、代表を辞退することになった。経験豊富で団体戦での活躍も期待されていた26歳の離脱に対し、ロシア国内から落胆の声が漏れている。
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「コリヤダはオリンピックを失った。フィギュアスケートのロシア代表は重大な損失を被った」。ロシアメディア「aif.ru」はこんな見出しで報じた。「ロシアオリンピック委員会で最も危ぶまれていたことが、やはり起こってしまった」。コリヤダが陽性判定を受けたことに触れ、「これは私たちロシア代表にとっての損失であり、彼自身にとっては悲劇だ」と落胆。代わって18歳のエフゲニー・セメネンコが繰り上がることになった。
「ミハイルには同情しかない。北京五輪は彼の最後の大会になるはずだった。コリヤダは26歳で、彼は我々のチームで最も経験豊かである。この4年の五輪サイクルの間にかくもたくさんのパワーを捧げ、かくも多くのものを経験した」
前回平昌五輪で個人8位に終わったものの、団体戦銀メダル獲得に貢献したことを紹介。「今回は少なくともその成功を繰り返し2度の五輪メダリストになる抜群のチャンスだったし、もしかしたら五輪王者になれたかもしれない絶好のチャンスだった」と惜しみ、「もし個人戦で男子にチャンスがほとんどないとしても、団体戦メンバーで金メダルを目指して戦わなければならない」とコリヤダの存在の大きさを伝えた。
18年世界選手権3位、17&18年欧州選手権3位など過去の経験に触れ、「まさに経験と成熟度という観点からミハイル・コリヤダは我々のチームにとってとても必要だった。彼がいなくなり、私たちは前途有望ではあるが経験の浅い若い選手たちと残った」と訴え、こう心中を慮った。