「短い。0-2で後半途中からじゃ、燃えれんよ」 もっと早く久保竜彦が見たかった日本代表の切り札
サッカー・アジアカップカタール大会は19日、グループリーグ第2戦で世界ランク17位日本が同63位イラクに1-2で敗れた。歴代最長の国際Aマッチ連勝記録が「10」で止まり、決勝トーナメント(T)進出はお預け。2022年のワールドカップ(W杯)カタール大会で独自の解説がひそかに話題となった元日本代表FW久保竜彦が今大会も東京・中目黒のTHE ANSWER編集部を訪問し、試合を分析した。全3回の第3回。ストライカー出身としてやはり気になったのは日本のFW陣。特に後半15分から途中出場した上田綺世に「(出場時間が)短い。0-2で後半途中からじゃ、燃えれんよ」と語り、次戦のインドネシア戦にエールを送った(取材・構成=THE ANSWER編集部・神原 英彰)
ドラゴン久保のアジアカップ・日本―イラク戦分析第3回
サッカー・アジアカップカタール大会は19日、グループリーグ第2戦で世界ランク17位日本が同63位イラクに1-2で敗れた。歴代最長の国際Aマッチ連勝記録が「10」で止まり、決勝トーナメント(T)進出はお預け。2022年のワールドカップ(W杯)カタール大会で独自の解説がひそかに話題となった元日本代表FW久保竜彦が今大会も東京・中目黒のTHE ANSWER編集部を訪問し、試合を分析した。全3回の第3回。ストライカー出身としてやはり気になったのは日本のFW陣。特に後半15分から途中出場した上田綺世に「(出場時間が)短い。0-2で後半途中からじゃ、燃えれんよ」と語り、次戦のインドネシア戦にエールを送った(取材・構成=THE ANSWER編集部・神原 英彰)
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やっぱ、今日の試合で気になったんはFWよね。
あんまり(明確な1トップの)FWというあれ(戦術)はないのかもしれんけど。浅野は違うタイプのFWやし、上田よね。堂安、久保、伊東とかと絡んで、やりながら掴むための時間がいるかなと思ったよね。掴もうとしてるけど、1人ではてきんのよ、結局。
カタールW杯で一発のカウンターでやった(勝った)というのはあるけど、そればっかりじゃダメというのはわかったはず。
コンビネーションがあってからのカウンター。コンビネーションがなかったら長続きせんというか、武器がないというか。そこを作ってからのカウンター(のスタイルの構築)ができるのは、今見とる段階では上田が早いかな。
それに、上田をもうちょっと早く見たかったよね。後半の頭から。
(出場30分は)短い。0-2で後半途中からじゃ、燃えれんよ。FWからすると、前半終了の時点でやる気まんまんで「ここでやったら、次(の試合)先発やん」って思ったやろな。もちろん、(起用には)考えがあってのことやろうけど、上田もプレーに迷いがあったよね。
浅野のやつ(ペナルティエリアで倒されたプレー)はPKじゃない。
浅野にそんな気(PKをもらう気)もなかったと思うよ。シュートを蹴りたかっただけ。笛吹かれて、俺も「これ、PK?」と思ったもん。ただ、浅野は今日遅かった。1、2歩遅い。それが結果的にあの場面にもつながっとったのかもしれん。
(カタールW杯の)ドイツの時も(脚を)痛めとっても、プレーできたけど。今日は何もなかった。怖さがなかった。なんやろな、調子悪いんかな。