フィギュア選手の親って大変? 「お金がかかる」と言われる競技、コーチ料の相場は…
苦労が多いからこそ大きい喜び「風を切る感覚を知ると楽しくなる」
トップ選手になれば、活躍の世界は日本を飛び出す。保護者にとっても喜びは大きく、選手に付いてサポートする人も多い。
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「私の母も現役時代はほぼ全ての大会に来てくれました。リンクサイドに先生がいるのもすごく心強いですが、海外の土地で外国の方が埋め尽くした観客席の中で身内・親族が1人でもいるだけでも個人競技であるフィギュアスケートは心の支えになる。そういう面でも大きかったなと思います」
五輪になると「子供にもスケートをやらせてみたい」と考える保護者も少なくない。今大会で羽生結弦や坂本花織に憧れた子供もいるだろう。苦労が多いからこそ、やりがいと魅力がある競技。
「スケートは上達していくとやっぱり楽しい。最初はできなくても、とにかく楽しむこと。私は一つ一つ、できなかった技ができていくことが楽しみに変わっていきました。そうした成功体験を多くの子供たちに味わってほしい。
さらに、フィギュアスケートならではの風を切る感覚が身についてくると、もっともっと楽しくなると思います。そして、お父さんお母さんもそんな風にお子さんが滑る姿を見て、一緒に競技と成長を楽しんでほしいです」
中野さんはフィギュアスケートがさらに多くの人に愛される競技になることを願っている。
(THE ANSWER編集部)