諦める選択肢浮かんだ200mで「キング」に 瀬戸大也、米国勢V9阻止までの過酷な努力
200を捨てる選択肢浮上も「キングオブスイマーなので、やっぱり両方出たい」
本命は400メートル個人メドレー。200メートルバタフライにも力を入れてきたが、200メートル個人メドレーだけは世界で目立った結果を残せていなかった。年齢を重ねるにつれて疲労も溜まる。出場種目を減らす選択肢が浮かぶこともあった。
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「諦めずにというか、手放すほどタイムが悪かったわけでもない。スケジュールはずっとわかっていることなので『やるか? どうするか?』というのは毎年聞いていた。やはり彼に言わせれば『個人メドレーはキングオブスイマーなので、やっぱり両方出たい』と。
ただ3種目の中で一番レベルが低い種目だったので、もし外すなら200の個人メドレー。今の結果論ですけど、やめないでよかったなって思いますね」
身長190センチ台のスイマーも当たり前にいる世界で輝きを放った174センチのエース。瀬戸が表彰式で並び立つとその差は歴然としていた
「200メートル個人メドレーだと体の大きい選手が有利なので、その中で勝てたのは大きかった。東京五輪は僕の夢。母国開催で期待してもらえるけど、やるべきことを全力でやるだけ。あまりやることは変わらない」。28日の400メートル個人メドレーは、2大会ぶり3度目の優勝がかかる。キングの称号は渡さない。
(THE ANSWER編集部・浜田 洋平 / Yohei Hamada)