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【世界水泳】もう世界No.1が近い日本の16歳 飛び込み・玉井陸斗は海外選手の「目線」を変えた

水泳界の“世界一決定戦”世界水泳福岡(テレビ朝日系で中継)が7月14日に開幕する。2001年以来22年ぶりの日本開催。「THE ANSWER」では7月23日の競泳開幕30日前から「テレビ朝日×THE ANSWER」としてタッグを組み、様々な企画を実施する。その一つがカウントダウンでお送りする「ウルトラ連載」。出場選手のインタビューに加え、特別企画を織り交ぜながら大会を盛り上げる。

男子高飛び込み・玉井陸斗【写真:Getty Images】
男子高飛び込み・玉井陸斗【写真:Getty Images】

「世界水泳カウントダウン連載」特別編―男子高飛び込み・玉井陸斗

 水泳界の“世界一決定戦”世界水泳福岡(テレビ朝日系で中継)が7月14日に開幕する。2001年以来22年ぶりの日本開催。「THE ANSWER」では7月23日の競泳開幕30日前から「テレビ朝日×THE ANSWER」としてタッグを組み、様々な企画を実施する。その一つがカウントダウンでお送りする「ウルトラ連載」。出場選手のインタビューに加え、特別企画を織り交ぜながら大会を盛り上げる。



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 ここまで競泳を中心としてきたが、11日の第21回は特別編。男子高飛び込みの玉井陸斗(JSS宝塚)が登場する。昨年大会で日本史上最高の銀メダルに輝き、今大会は決勝12位以内で来年のパリ五輪出場権を獲得。英語も勉強中の16歳は貪欲に成長を求め、日本のエースとして金メダルを狙う。

 ◇ ◇ ◇

 高校2年生の手が世界一に届こうとしている。昨年世界水泳は日本人過去最高の銀メダル。以降の国際大会では、世界の選手たちから挨拶されるようにもなった。

「いろんな形で話しかけてくれるようになりました。凄く嬉しいですね。海外選手からの目線も凄く変わったと思うし、期待も感じています。それに押しつぶされないように、去年の世界選手権からレベルアップしたものを発揮して、次は金メダルを獲りたいと思っています」

 3歳から水泳を始め、飛び込みに出会ったのは6歳。体験会で楽しさを知り、小学5年の時、多くの五輪選手を育てた馬淵崇英コーチ率いるシニアチームに入った。10メートルの高さから演技をする競技。2019年4月の日本室内選手権でシニアの大会に初出場し、12歳7か月の史上最年少で優勝した。

 19年の世界水泳は、年齢制限(14歳以上)で出場できなかったが、同年9月の日本選手権で優勝。これも史上最年少(13歳0か月)だった。21年東京五輪は7位に入り、日本人21年ぶりの入賞を果たした。まだ兵庫・須磨学園高に通う16歳。海外選手と触れ合う機会が増え、英語も勉強中だ。これも選手として成長するためである。

「ある程度、理解はできるぐらいまでにはなりました。(海外選手との会話は)英語の練習でもある。輪を広げることによってアドバイスもらえたり、演技にも影響をしてくるんじゃないかなと考えているので、(話しかけられて)ラッキーだなと思いますね」

 大会中でも「上手いなと思う人をターゲットに」と、貪欲に海外選手の演技をチェック。自分に当てはめながら動きのイメージをつくる。加えて英語で直接アドバイスをもらえれば、さらなるプラスだ。選手同士で助言を送るのも飛び込み界ではよくあること。「聞いたり、逆に聞かれたり。日本の選手もあります。教えることによって自分もこうしてたんだって整理ができます」

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