【世界水泳】日本を代表する名コーチに「結構怒られた」 青木玲緒樹の気を引き締めた愛ある喝
世界大会で良い泳ぎを見せることが平井コーチへの「一番の恩返し」
そんなコーチの愛のある喝が効いたのか、100メートル平泳ぎ決勝では1分5秒89と、自身3度目となる5秒台をマークして優勝。昨年世界水泳の金メダルタイムを100分の4秒上回る泳ぎで、4大会連続の出場を決めた。
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「(怒られたことで)逆に気を引き締めることもできました。自分でもやっぱり焦りもあって、そこから冷静に先生と話し合っていったり、トレーナーさんなどにも相談をして今の状態がこうでっていうのを話せたりもしたので、結果的に良かったなと。怒られて良かったとは思わないですけど、自分も冷静になっていろいろと試合に向けて調子を合わせていくようなこともできたので。
しっかりレースでは集中できましたし、決勝前のアップもきちんと体も動いていて、自信を持ってレースに臨めたのが記録に繋がったのかなと思います」
自身4度目となる世界水泳の舞台。見据えるのはもちろん、これまで“あと一歩”で逃してきた初のメダルだ。
「予選、準決勝の泳ぎが良くないと決勝にも自信を持って臨むことができない。もちろん、それまでの練習も大事だと思うんですが、やっぱりレースでの気持ちが一番記録に繋がってくると思うので、予選、準決勝での泳ぎも大切になってくる。昨年はそれができていなかったので、そこを意識していきたいです。あとは国内でも世界大会を見据えて予選からしっかり1分6秒前半、6秒で行くという練習をしてきているので、それをしっかり世界大会でもやっていきたいと思います」
恩師の平井コーチは今年5月で還暦を迎えた。
「まだ世界大会でいい泳ぎを見せられていないので、そこはしっかりいい泳ぎを見せてあげることが一番の恩返しだ。最高の泳ぎを見せてあげられるように頑張りたいと思います」
福岡で初の表彰台に立ち、1年後のパリ五輪へ――。15年を超える絆で結ばれた師弟に、勝負の夏が再びやってくる。
(27日の第5回は渡辺一平が登場)
◆世界水泳 7月14日にアーティスティックスイミング(AS)、飛込から開幕。水球、オープンウォーター、ハイダイビングも行われる。同23日に開幕する競泳は、決勝をテレビ朝日系地上波にて最終日まで8夜連続生放送。ASはBS朝日、飛込はCSテレ朝チャンネルで生放送。
(THE ANSWER編集部)