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食費は「目標1日500円」の五輪金メダリスト 女子大生ボクサー入江聖奈の減量のこだわり

「THE ANSWER」は3月8日の国際女性デーに合わせ、女性アスリートの今とこれからを考える「THE ANSWER的 国際女性ウィーク」を展開した。その一環として「女性アスリートのカラダの学校」と題したオンラインイベントを6日に開催し、1、2部で計150人が参加。「食事と体重管理」と題した第2部にゲストとして登場したのは、東京五輪ボクシング女子フェザー級金メダリスト入江聖奈(日体大)だった。

東京五輪ボクシング金メダリスト入江聖奈が語る減量のこだわりとは【写真:中戸川知世】
東京五輪ボクシング金メダリスト入江聖奈が語る減量のこだわりとは【写真:中戸川知世】

「THE ANSWER的 国際女性ウィーク」オンラインイベント出演インタビュー前編

「THE ANSWER」は3月8日の国際女性デーに合わせ、女性アスリートの今とこれからを考える「THE ANSWER的 国際女性ウィーク」を展開した。その一環として「女性アスリートのカラダの学校」と題したオンラインイベントを6日に開催し、1、2部で計150人が参加。「食事と体重管理」と題した第2部にゲストとして登場したのは、東京五輪ボクシング女子フェザー級金メダリスト入江聖奈(日体大)だった。

 ボクシング選手ならではの厳しい減量と食生活について、1時間にわたって明かした入江はイベント後にインタビューに応じた。前編ではイベントの内容を掘り下げ、「食費1日500円」を目標に切り詰めた学生アスリートとしての日常を明かし、講師として参加した公認スポーツ栄養士・橋本玲子氏からもらい「一番タメになった」というアドバイスも教えてくれた。(取材・文=THE ANSWER編集部・神原 英彰)

 ◇ ◇ ◇

 国際女性デーに合わせ、実施されたイベント。「食事と体重管理」にゲストとして参加した入江聖奈は感謝しきりだった。

「女性アスリートに焦点が当てられ、凄く素敵な取り組み。女性アスリートのために私にできることがあるなら関わりたいと、参加させていただきました。先生から、私の食生活の指導いただけて、本当ならお金を払って聞くような内容をゲストとして参加でき、凄く豪華でありがたい時間でした」

 ボクシング選手がボクシング選手であるために必要なことが体重管理。リミットをオーバーすれば、リングに立つことすらできない。

「減量に失敗すると、ボクサーとして凄く評判が悪くなってしまう。絶対、失敗できないです」

 入江が戦うフェザー級は上限57キロ。3週間かけて4キロ落とす。昨年でいうと、大会に合わせて3回の減量をこなした。

 イベントで明かしたところによると、減量期は糖質と脂質を減らし始め、後半になるにつれ、カロリーや脂質よりも摂取する物の重量を落とす作業に入る。また、月経と重なると減量が難しくなるため、その期間は維持する意識を持つ。具体的な食生活は、朝は餅1個50グラムを2つ。午後の練習前にきゅうりを食べる。しかし、これでは糖質が足りず、練習前におにぎり、和菓子などの炭水化物を摂る。食生活以外では半身浴も行うという。

 入江流の減量で欠かせないのが「グミ」だ。

「脂質が少ないけど、糖質は取れて軽い。グミにシフトするのは試合2週間前くらいから。練習後の夕食をグミに置き換えています。練習で1キロ体重が落ち、グミを1袋40グラム食べて、300ミリリットルの水を飲む。それで体調を崩したこともないので、グミは最高だなと思っています(笑)。勝ち上がるごとに毎試合計量があるので、大会期間中もグミをよく食べています。一番好きなグミは『ピュレグミ』ですね」

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