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「善行はスルーされ、挑戦は叩かれる」 SNSに批判の声も…“自称アイドル”活動の発信を続けるワケ――ゴルフ・菅沼菜々

「THE ANSWER」は3月8日の国際女性デーに合わせ、さまざまな女性アスリートとスポーツの課題にスポットを当てた「THE ANSWER的 国際女性ウィーク」を展開する。今年は「心とカラダを満たす『幸せ』の選択」をテーマに、3日から12日まで10日間にわたってアスリートのインタビューを掲載。高みを目指し、心身両面で全力を尽くすアスリートたちの姿を通して、一人ひとりの女性が“自分らしく”、幸せな日々を過ごすためのヒントを探す。

THE ANSWERのインタビューでアイドル活動について語った菅沼菜々【写真:増田美咲】
THE ANSWERのインタビューでアイドル活動について語った菅沼菜々【写真:増田美咲】

「THE ANSWER的 国際女性ウィーク」4日目 菅沼菜々インタビュー後編・アイドル活動

「THE ANSWER」は3月8日の国際女性デーに合わせ、さまざまな女性アスリートとスポーツの課題にスポットを当てた「THE ANSWER的 国際女性ウィーク」を展開する。今年は「心とカラダを満たす『幸せ』の選択」をテーマに、3日から12日まで10日間にわたってアスリートのインタビューを掲載。高みを目指し、心身両面で全力を尽くすアスリートたちの姿を通して、一人ひとりの女性が“自分らしく”、幸せな日々を過ごすためのヒントを探す。

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 4日目は2025年にツアー3勝目を挙げたトッププロの菅沼菜々(あいおいニッセイ同和損害保険)。「病との共生と、自分らしさの貫き方」をテーマにしたインタビューの後編では、プロゴルファーの枠を超えた「アイドル活動」の真意に迫る。なぜ彼女は、批判を恐れずに「自称アイドル」として発信を続けるのか。アスリートとしての新しい生存戦略、そして彼女が大切にする「自分の意志を消さない」生き方について語った。(取材・文=金 明昱)

 ◇ ◇ ◇

 菅沼の職業はプロゴルファーだが、実はもう一つの顔がある。それは“アイドル”である。本物のアイドルではない、“自称・アイドル”。今やシーズンオフになるとファンの前でライブを開催するのが定番になった。ゴルフ界やファンの間では有名だが、プロゴルファーたるもの、ゴルフだけしていればいい、という時代でもない。

 世間一般には「アスリートは競技一筋であるべき」という風潮があることも事実だが、菅沼はそこに、ストレートな疑問をぶつける。

「なんなんですかね?(笑)。私は良くないと思う。多趣味でいろんなことをやっていいと思うし、どんどん好きなことをやったほうがいい。そのほうが、結果的に競技の成績も上がりそうじゃないですか。1個に絞る必要なんてないんです。それで悩んでいるなら、別の楽しいことをやったほうがいい」

 元々、大の“坂道グループ”ファンで、なかでも乃木坂46には“推し”がいる。好きが高じて2023年から本格的にライブ活動を始めた。今年のオフには自身3回目となる単独ライブを都内で開催したが、500人の席はいっぱいに埋まった。

 実際のライブは圧巻。白い衣装で登場した菅沼は、AKB48の「フライングゲット」や「ヘビーローテーション」など10曲以上を多彩な衣装で熱唱。総立ちのファンから「ななちゃん!」「かわいい!」とコールが飛ぶ中、トークショーやクイズ大会を含めたステージは3時間を超えた。

 この規模のライブを成功させるには、もちろんかなりの時間が必要と思いきや、本人は意外と涼しい顔。

「別にそんな大変じゃないですよ。移動中にダンスを覚えたり、歌を歌ったり。会場の打ち合わせはマネージャーがやってくれて、私は移動で構成を考えて、オンラインで打ち合わせに入る。むしろ、1日じっとしているほうが疲れるタイプなんです。4時10分に起きてゴルフに行って、レッスン行って、取材を受けて、トレーニングに行く。そういう密度のほうが私は落ち着くんです」

 2月18日にはデビューCD「君の救世主になりたくて!」を発売した。ミュージックビデオではキレキレのダンスを披露しており、完成度の高さに驚かされる。プロゴルファーと言われなければ、新人アイドルのようだ。「多くの人に聞いてほしいし、ぜひ買ってください!」と笑う。

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金 明昱

1977年生まれ。大阪府出身の在日コリアン3世。新聞社記者、編集プロダクションなどを経てフリーに。サッカー北朝鮮代表が2010年南アフリカW杯出場を決めた後、代表チームと関係者を日本のメディアとして初めて平壌で取材することに成功し『Number』に寄稿。2011年からは女子プロゴルフの取材も開始し、日韓の女子ゴルファーと親交を深める。現在はサッカー、ゴルフを中心に週刊誌、専門誌、スポーツ専門サイトなど多媒体に執筆中。著書に『イ・ボミ 愛される力~日本人にいちばん愛される女性ゴルファーの行動哲学(メソッド)~』(光文社)。

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