「女子シャワー室で下の隙間からスマホが…」性犯罪も直面 ビーチバレー盗撮問題の今、拭えぬ「ビキニ」の印象に葛藤も

切実なお金事情、スポンサー営業で抱える葛藤「ビキニの写真の方が…」
「正直、悲しいというのが一番。最初は違った目的でも、観ているうちにビーチバレーの魅力を知ってくれる人がいれば良いのかなとも思うけど、多分いないと思うので。盗撮されることも、純粋な気持ちで応援されないこともネガティブな感情しか出てこないですね」
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多くの観客はマナーを守って観戦しているものの、本質とは異なる一部の観客の存在に本音を明かす。
近年、度々耳にするようになった女性アスリートのユニホーム問題。ビーチバレーも昨夏のパリ五輪ではビキニ以外も着用可能に。昨年のルール変更で、上はタンクトップ、下は長めのスパッツなどの選択ができるようになった。
それでも、選手がビキニを選ぶことには「涼しい」「熱がこもらない」などとパフォーマンス向上へ直結する理由があるという。関口は「私はどっちでも良いタイプなので、ペア(の選手の意向)に合わせる」と話すが、こだわりを持つ選手も多い。
また、ビーチバレー選手のお金事情も切実。スポンサー収入や賞金で活動できるのは「ランキングでトップ10の人くらい」と実情を明かす。「ビーチバレー=ビキニ」の印象が先行するがゆえに抱える葛藤もある。
「スポンサーさん向けの資料でも、ビキニの写真の方が引きはあるのかなと思います。正直、めちゃくちゃ難しい」。ビキニとタンクトップの選手が対戦した試合を紹介したSNSに「やっぱりビキニだよね」といったコメントがあふれる現実に、世間の認識を痛感する。
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