「私にはメリットしかない」 杉山愛にとって配偶者が公私に渡るパートナーである意味
公私に渡る杉山家のルールとは?
活躍の場を広げる杉山さんが今、最も重視しているのはワークライフバランス。仕事の一方で、5歳の長男・悠くんとの時間も何より大切にしている。
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「やっぱり息子との時間が取れなくなってくると精神状態が悪くなるので、スケジュールは凄く大事にしています。主人は基本的には言わないでもわかってくれていますが、言わないと分からないところもあります。合わせるために、細かなところまで言い合うこと、コミュニケーションを密に取るによって、凄くやりやすい形ができていき、お互いの立ち位置が明確になりました」
例えば、旅行と仕事が合わさったような仕事がある。カメラが回っていれば仕事のロケだが、ホテルでのんびりする時間は家族水入らずのプライベートタイム。オンオフの切り替えが難しそうだが、杉山家は明確だ。
「完全な旅行だとすればパパとママですが、仕事だと当然、マネージャーと出演者。夫が立ち位置を勘違いしてしまうと『遊びじゃないよ、仕事だよ』と言います。じゃあ、仕事はきっちりやって、その後に遊ぼうと。切り替えるタイミングを明確にすること。その立ち位置を切り替える瞬間が合っている時がスムーズ。そこが明確になると、相手にとって感謝の気持ちが生まれる。だから仕事だけ、家族だけの時よりも健全だと思います」
家庭では良き夫であり、良きパパ。仕事では良き指南役であり、良き相談相手。公私で絶妙なバランスを保っているからこそ、2人の関係はポジティブな作用をもたらしている。
そんな2人にはルールがある。オファーを受けた仕事は必ず2人で相談してから決める。そして、思っていることはきちんと伝えることだ。
「(仕事を)勝手に決められることはありません。私が受けなさそうな仕事でも必ず『これ、どうする?』と聞いてくれます。『言わなくても分かるでしょ』はお互いになし。お互いが理解する中でしっかりと伝えていかなければならない。仕事をしていく上では(不満を)溜めないことが重要。言い方ひとつでも気になることがあれば、すぐに伝えます」