WBC優勝後にアジア野球の人気向上を願う発言

　野球のワールド・ベースボール・クラシック（WBC）は21日（日本時間22日）、米マイアミのローンデポ・パークで決勝が行われ、日本が前回王者・米国に3-2で2009年第2回大会以来14年ぶり3度目の優勝を果たした。胴上げ投手とともにMVPとなった大谷翔平投手は試合後、韓国、台湾、中国などアジア地域を含めた野球人気の向上を願う発言をした。これに韓国メディアも反応し、好意的に報じた。

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「人柄も素晴らしい“自慢の息子”大谷『韓国や全世界の野球がもっと愛されるように』」との見出しで報じたのは韓国メディア「edaily」。大谷について「自慢の息子」のようと評した記事で「野球選手としてできないことはない。打者もできれば、投手もできる。今大会で奇襲バント安打と盗塁も成功させた。体格も大きくてハンサムだ。今年の年俸が3000万ドル（約40億円）にもなるほどのお金持ちでもある」と絶賛した。

　また、人物像についても「それに加えて人柄もいい。慎ましい。優勝し、感情が爆発してもおかしくないのに、世界の野球の発展とその人気を案じていた」とし、試合後に優勝したことの価値について「日本だけじゃなく、韓国、台湾、中国などでも野球を大好きになってもらえるように」という趣旨の発言があったことを紹介。人柄を象徴するエピソードとして称賛した。

「大谷は今回のインタビューだけでなく、大会全般にわたって実力と同じくらい立派な人柄を見せた」とも伝え、1次ラウンドで対戦したチェコ代表にSNSでリスペクトを示したこと、決勝で優勝を決めた後も帽子を脱いで米国ベンチに敬意を示したことなども称えた。