WBCで選手負傷 世界的スターの米国トラウトが異論「WBCを責めるのはフェアじゃない」
野球のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)は15日(日本時間16日)、1次ラウンド・プールD(米フロリダ州、ローンデポ・パーク)の第4戦が行われ、プエルトリコが優勝候補の2013年第3回大会王者・ドミニカ共和国に5-2で下した。勝者が準々決勝に進出する大一番で波乱。しかし、勝ったプエルトリコは守護神E.O.ディアスが試合直後に喜び過ぎて負傷する悲劇に見舞われた。米メディアが動画を公開していたが、米国のマイク・トラウト外野手らは「WBCを責めるのはフェアじゃない」と擁護したという。
WBCで勝利を喜びすぎたプエルトリコ右腕が負傷
野球のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)は15日(日本時間16日)、1次ラウンド・プールD(米フロリダ州、ローンデポ・パーク)の第4戦が行われ、プエルトリコが優勝候補の2013年第3回大会王者・ドミニカ共和国に5-2で下した。勝者が準々決勝に進出する大一番で波乱。しかし、勝ったプエルトリコは守護神E.O.ディアスが試合直後に喜び過ぎて負傷する悲劇に見舞われた。米メディアが動画を公開していたが、米国のマイク・トラウト外野手らは「WBCを責めるのはフェアじゃない」と擁護したという。
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最後の打者を見逃し三振に仕留めたディアスは、ナインと喜びを爆発させた。跳びはねた歓喜の輪の中で右膝を負傷。仲間に両肩を担がれ、最後は車いすでグラウンドを後にした。メッツの守護神を務め、MLBでNo.1守護神の呼び声の高い右腕。米スポーツ専門局「FOXスポーツ」のMLB専門ツイッターは、一連の動画を公開した。
WBCはシーズン開幕とあって、怪我を懸念する各球団が選手の代表派遣に難色を示す。ディアスの負傷後、米記者から「MLBがWBC参加で恐れていたこと」などと指摘する声が上がったが、米紙「USAトゥデイ」のボブ・ナイチンゲール記者はツイッターにこうつづった。
「マイク・トラウトとムーキー・ベッツがエドウィン・ディアスの怪我について、WBCを責めるのはフェアじゃないと言い、それを偶然の出来事だと評した」
エンゼルスのトラウトは2014、16、19年のア・リーグMVP。ドジャースのベッツはレッドソックス時代の18年ア・リーグMVPだ。シーズンを楽しみにする海外ファンからもWBC批判の論調が強まっていたが、米国代表のスター選手は異を唱えたようだ。
米国はこの日の1次ラウンド最終戦でコロンビアに3-2の勝利。準々決勝に進出した。
(THE ANSWER編集部)