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WBCで話題「レッツゴージョージ」少女、正体は豪州選手の3歳娘 話題沸騰に母は「驚いたわ」

野球のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で、“天使の声”が話題になっている。15日に東京ドームで行われた「カーネクスト 2023 WORLD BASEBALL CLASSIC 東京プール」準々決勝の豪州―キューバ戦。三塁側の豪州応援席で、幼い女の子が「レッツゴー、ティ、ミー!」と健気に声を張り上げると、周りの大人たちが「レッツゴー、ティ、ミー!」と声をそろえてこれに続く。こんな微笑ましい応援スタイルが、豪州ナインを元気づけ、周りの日本人ファンを魅了していた。

WBC準々決勝のキューバ戦を観戦に訪れていた豪州代表ティム・ケネリー外野手の長女フローレンスちゃん【写真:宮脇 広久】
WBC準々決勝のキューバ戦を観戦に訪れていた豪州代表ティム・ケネリー外野手の長女フローレンスちゃん【写真:宮脇 広久】

ティム・ケネリー外野手の長女フローレンスちゃん

 野球のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で、“天使の声”が話題になっている。15日に東京ドームで行われた「カーネクスト 2023 WORLD BASEBALL CLASSIC 東京プール」準々決勝の豪州―キューバ戦。三塁側の豪州応援席で、幼い女の子が「レッツゴー、ティ、ミー!」と健気に声を張り上げると、周りの大人たちが「レッツゴー、ティ、ミー!」と声をそろえてこれに続く。こんな微笑ましい応援スタイルが、豪州ナインを元気づけ、周りの日本人ファンを魅了していた。

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 声の主は、3歳のフローレンスちゃん。豪州の1番打者ティム・ケネリー外野手の長女である。母のアナさんによると、3か月ほど前から豪州のスタンドで、父が所属するABL(オーストラリアン・ベースボール・リーグ)のパース・ヒートの応援を始めたのがきっかけだという。WBCに合わせて、6歳の兄フィルくんも一緒に来日した。

 12日の日本戦でも、フローレンスちゃんが「レッツゴー、ジョージ!」と4番ダリル・ジョージ内野手の名前を連呼する姿が中継に映り、日本のファンがSNSを通じ「レッツゴージョージガールかわいすぎる」などと反応。ツイッターで「レッツゴージョージ」がトレンドするほど話題になっていた。

 ちなみに、フローレンスちゃんの声援には、「レッツゴー、ティミー(父の愛称)」、「レッツゴー、ダディ(お父さん)」の他、チャンスで打席に立った選手の名字やファーストネームを入れるものなど、数々のパターンが存在する。

 この日の試合中に取材に応じ、「将来の夢はお姫様」と話したフローレンスちゃん。アナさんは「日本で話題になっていることは聞いたわ。クレイジーだし、驚いているけれど、彼女はこれからも豪州のスタンドで大声を出し続けるでしょうね」と笑う。

 3歳の女の子にとって、この日のナイターは眠いのではないかとも思われるが、そんな心配はどこ吹く風、豪州から駆け付けた家族や、豪州代表が大会直前にキャンプを張った東京・府中市の関係者らからなる応援団を、1人でリードし続けていた。

(宮脇 広久 / Hirohisa Miyawaki)


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