米国で「何の魔法だ?」と話題に 山本由伸のカーブの握り、くっついた「親指」の効果
全球種でカウントも空振りも取れる凄さ
山本投手はカーブも凄いのですが、その他全球種も凄い。全球種カウントが取れるし、全球種空振りが取れる。
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真っすぐが速く、制球もいいので、打者は真っすぐに目付けをしておかなければいけないのに、同じ軌道でフォークが来たり、カット系のボールが来たりする。それで速いボールを待っていたら、パワーカーブが来るので、余計に的が絞れません。
だから、山本投手からすると無駄なボールを投げる必要がなく、投手としての完成度はとてつもなく高い。今大会、別プールで試合が始まった米国、ドミニカ共和国の投手も見ましたが、この時期にここまで完成されている投手はそういません。
世界的に見ても凄い投手であると言えると思います。
■内田聖人 / Kiyohito Uchida
1994年生まれ。早実高(東京)2年夏に甲子園出場。早大1年春に大学日本一を経験し、在学中は最速150キロを記録した。社会人野球のJX-ENOEOSは2年で勇退。1年間の社業を経て、翌2019年に米国でトライアウトを受験し、独立リーグのニュージャージー・ジャッカルズと契約。チーム事情もあり、1か月で退団となったが、渡米中はダルビッシュ有投手とも交流。同年限りでピッチングストラテジストに転身。2020年に立ち上げたパフォーマンスアップオンラインサロン「NEOREBASE」は総勢400人超が加入、千賀滉大投手らプロ野球選手も多い。個別指導のほか、高校・大学と複数契約。今も最速155キロを投げる。
(THE ANSWER編集部・神原 英彰 / Hideaki Kanbara)