侍J打線爆発の裏に隠れたストライクゾーン問題 解決のヒントは捕手・中村悠平の言葉
野球のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)日本代表は12日、1次ラウンド・プールBの第4戦(東京D)でオーストラリアを7-1で下し、4戦全勝の1位で準々決勝進出を決めた。4試合で38得点と打線が爆発。しかし、日本と異なるストライクゾーンに戸惑いを隠せない選手もいた。16日のイタリアとの準々決勝以降、いかに適応していくのか。3大会ぶり優勝の鍵の一つになりそうだ。
「カーネクスト 2023 WORLD BASEBALL CLASSIC 東京プール」1次ラウンド
野球のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)日本代表は12日、1次ラウンド・プールBの第4戦(東京D)でオーストラリアを7-1で下し、4戦全勝の1位で準々決勝進出を決めた。4試合で38得点と打線が爆発。しかし、日本と異なるストライクゾーンに戸惑いを隠せない選手もいた。16日のイタリアとの準々決勝以降、いかに適応していくのか。3大会ぶり優勝の鍵の一つになりそうだ。
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1次ラウンドの侍打線は、打率5割(12打数6安打1本塁打)を誇った3番の大谷翔平投手をはじめ、1番から3番までと、5番の吉田正尚外野手が好調。一方で、4番の村上宗隆内野手は打率.143(14打数2安打7三振)、山田哲人内野手は打率.222(9打数2安打)、岡本和真内野手も打率.200(10打数2安打)と明暗を分けた。
9人の打者のうち、全員が好調という打線はない。誰かの調子が悪いのはよくあることだ。しかし、状態を上げていく必要がある。
日本戦の球審は4試合ともメジャーの審判員だった。村上は11日のチェコ共和国戦後、「日本に比べるとストライクゾーンがアウトコースに広かったり、高めに広かったり、まだつかめていないところがあります。自分の中で(自信を持って)見逃したボールをストライクと言われてたり、“揺らぎ”もありました」と明かした。
山田は12日のオーストラリア戦で5打数無安打3三振。三振は全て見逃しだった。ストライクの判定に思わず、信じられないといった表情を浮かべる一幕もあった。